みかん小説
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"「2階は貸さない」と告げた母と、解約済みの息子夫婦" 第3話

孫を預かるということ

隆之は45歳。

京都内の設備関連会社に勤めている。

美穂さんは42歳で、以は事務職の正社員だったが、陽菜が学に入るから勤務に変えていた。

族3でんでいるマンションは、うちから歩いて15分ほどの所にある。

同じ学区だ。

だから陽菜は、学帰りに私のへ寄ることもあった。

最初は、に1回か2回。

「お義母さん、来週の曜、もしご都がよろしければ陽菜をお願いできますか」

美穂さんからそんな連絡が来ると、私は予定を確かめて返事をした。

「いいわよ。何まで?」

「午5頃までです。本当に助かります」

陽菜は私のへ来ると、宿題を済ませてから折りをする。

私が買っておいた果物をべ、修の残した古い虫鏡で庭の葉を眺めることもあった。

孫と過ごすは、楽しかった。

ところが休みに入ると、頼まれ方が変わっていった。

最初は「ご都がよろしければ」だった。

それが、

『9に連れてきますね』

になった。

ある曜には、こんなメッセージが届いた。

『、陽菜をお願いできますか。午6までです』

私は教のだと返した。

すると美穂さんから、

『午だけ教をお休みできませんか』

と返ってきた。

そのは、作品を先に見ていただく予定だった。

私は悩んだ。

けれど、美穂さんも仕事が忙しいのだろうとい、教を休んだ。

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陽菜には責任がない。

そう考えたからだ。

そのの夕方、迎えに来た美穂さんは、私が教を休んだことには触れなかった。

「助かりました。来週もお願いするかもしれません」

私は無理に笑った。

「次はめに言ってちょうだいね」

美穂さんは、もう靴を履いていた。

「分かりました」

私は玄関の戸が閉まるのを見届けた。

孫を預かるのが嫌になったわけではない。

ただ、私のがしずつ、最初から息子夫婦のものとして扱われている気がした。

8の終わり、陽菜を迎えに来た美穂さんが階段を見げた。

「2階、ずいぶん広いんですね」

私は笑った。

「昔は子供部と斎だったからね」

美穂さんは言った。

「陽菜の部にちょうどよさそう」

私は冗談だとった。

「陽菜がきくなる頃には、好きな部が必になるわね」

美穂さんは何も答えなかった。

それから約2週、息子夫婦は私のへむつもりで、マンションの解約を申していた。

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