"売上150倍の料理長を追い出し、客が7割消えた" 第21話
それを鉄が勝に使ったことにすれば額の損害賠償を取れるかもしれない。シーラント剤の技術の特許がうちにあると認められればタイヤをまた作れる。まさに逆転の策」
ライトは慌てて止めた。
「いや、ちょっと待ってください。にも言いましたけど、DQタイヤのシーラント剤は鉄さんが個に発し、その特許も彼が」
智はライトの言葉を遮った。
「個に発してもそれは会社での就業じゃないのか。だったらそれは会社が得るべき成果物のはずだ」
社は顔をしかめた。
「そう、そう言われるとシーラント剤の発にはが社の設備を使ったはずだ。就業に使ったもの、俺のものだというのもし理にかなってるだろ。この訴えには正当性があるのだ」
ライトはく否定した。
「いや、鉄はそんな隙を見せるようなやつではない。速訴訟の準備を始めるぞ。が社の財務状況は刻刻と悪化している。躊躇している暇はない」
智は聞くを持たなかった。
「もう話聞くような状態じゃないの。これが逆にが社へのとどめとならなきゃいいんじゃが」
智は弁護士に相談した。
「井先、今回の裁判よろしくお願いします」
井弁護士は静かに答えた。
「はい。今回のような訴訟の、ポイントになるのは鉄さんの特許が職務発ではないと証することです」
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智は尋ねた。
「職務発」
井弁護士は説した。
「簡単に言うと鉄さんがDQタイヤのシーラント剤を発する際、業務に属する範囲だったかどうかですな。業務内だったのか、会社のデータや設備を使ったのか、司から指示はあったのかなどです。プライベートで発したというのならその証拠をさねばなりません。うーん」
智は考え込んだ。
「そんなのあったかな」
数、裁判が始まった。
井弁護士が証拠を提示した。
「ありました。自宅のパソコンでの作業記録、実験記録です。自宅での発の様子、画にも撮ってます。ぎ」
裁判は静かに言い渡した。
「これは決定な証拠のようですね。これ以審議を続ける必性はないとじます。それでは判決は」
無論俺を罰する形の控訴も即棄却。
先のフランスのレースにおけるタイヤの醜態がバズっていたこともあり、逆ギレ裁判などと話題になった。
それだけでなく、刊サイクルの記者が俺にインタビューに来た。
「刊サイクルの者です。鉄さん、あなたはDQ輪形に籍、好で全く無償で特許を使わせていたのですか?」
俺は笑顔で答えた。
「ああ、全くの無償ってわけじゃなかったよ。えっと、確か社から売れなくて余ってた自転用品の詰めわせもらった気がする」
記者は驚愕した。
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この記事でDQ輪形の名声はさらに落ちた。
「DQタイヤは会社の収益の柱なのになんてケチくさい会社とか言われてますね。全くの同ですわ。もうが社の名声、に落ちたどころか面くめり込んだレベルですね」
ライトが報告した。
「かえって鉄の太っ腹さをらしめてあっちの宣伝になってしまったようじゃな」
社は震える声で言った。
「そ、それどころかどうしよう。もしも鉄に過の特許料とか求められたら」
ライトは首を振った。
「鉄はそんな器のさいやつと違う。やりたい仕事で忙しくてかまうがもったいないとか言うじゃろうな」
社はいため息をついた。
「うん。みほさんも鉄さんの会社に来ましたし拡してるんでしょうね。こりゃ本物か」
数、DQ輪形のオフィス。
智が苛っていた。
「別にうなだれることはないでしょ。それにみほ君が辞めただけでギャーギャー言ってたら持ちませんよ」
社は青ざめた。
「そ、それどういうことだ?まさかさらに誰か辞めるとでも」
智は社から目をそらした。
「はは君、どうして目をわせないんだ?おい、おい、智。パパ」
その、社が現れた。
「あれ?実質引退して息子さんに経営を任せたはずでは?」
社はりに震えていた。
「最のDQ輪形の落っぷりがあんまりにひどすぎてさすがに限界を超えたわい。
DQ輪形の功労者鉄君を黙って見送るとはどういうことだ?うん」