"売上150倍の料理長を追い出し、客が7割消えた" 第2話
夫は驚いて入りを振り向いた。
「父さん」
社である父親が険しい顔でっていた。
「おに任せてまだ幾分も経ってないのになんだこの状況は」
夫は焦って言い訳をした。
「こんな急に来なくても」
社は夫に歩み寄った。
「そんなこと言ってるか。状況は森野さんから聞いたぞ」
夫は線をそらした。
「な、ま、だってこれはもう相談するしかないじゃないですか」
社はくため息をついた。
「現おに任せてしれてたうちにこんな。売だって150倍にもがってあとはこのまま維持していくだけだったのに総崩れじゃないか」
夫はずさりした。
「そ、そんなことを言われても」
社は夫を睨みつけた。
「経験を積ませるにはちょうどいいタイミングだとっていたが、なんでこんな急に客がのいているんだ」
夫は両を振って否定した。
「俺はらないよ。任されてた通りマニュアルなってそのまま使ってたし」
社は咳払いをした。
「はどこにいるんですか?カレー作りなら彼に聞けば」
夫は気まずそうにを向いた。
「辞めたよ」
社はを疑うような表をした。
「はい。今何て言った?」
夫はし声をきくした。
「だから辞めたんだって」
社は信じられないという顔で夫を問い詰めた。
「はっきり言ってくれるか?」
夫はき直ったように答えた。
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「辞めたんですよ。僕が話をして。それで」
社の顔にりが浮かんだ。
「何?いや、でもその程度のこと関係ないだろ」
社は声をした。
「いや、それしか変わったことがないならまず1番に報告するべきことだろう」
夫はをとがらせた。
「したことじゃないとって社が戻ってきたに伝えればいいかなって。ああ、でも絶対に違うから。そんな1いなくなったくらいで変わるわけない。俺がそれ証してやるよ」
社は怪訝な顔をした。
「何をするつもりだ?」
夫は客席の方へ顎をしゃくった。
「客に直接見聞けばいいだろ。そしたら問題だって浮き彫りになるはずだ」
夫は事の女性客2組のテーブルに歩み寄った。
「ちょっといいですか?」
女性客は驚いて顔をげた。
「何ですか?急に」
夫は笑いを浮かべた。
「アンケートに協力してもらいたくて。カレーのについてご見をもらえないですか?これで問題はじゃないって証してやる」
女性客は顔を見わせた。
「私たち何回か来てるんですけど」
夫は満そうに頷いた。
「だったらちょうどいい。に変わりはないですよね」
女性客は首を傾げた。
「きくまずくなったとかじゃないんですけどなんか違うんですよね」
夫は目を丸くした。
「あえ」
もうの女性客が言葉をした。
「ぶっちゃけ落ちたじ。
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ねえ」
社が夫の横にった。
「夫」
夫は慌てて女性客に問い直した。
「え、いや、ちょっと待って。って何ですか?は変わってないんですよね」
女性客は困惑した表になった。
「って何ですかって何ですか?カレーはむしろスパイスとかりも事だとうんですけど」
夫はムキになって反論した。
「そんなの気のせいじゃないんですか?りなんてそのの体調とかでじ方変わるし」
女性客はそうに眉をひそめた。
「はあ。なんかそれ失礼じゃね?体だって嗅覚が8割とか言うし、まではどんなにべてもスプーンが止まらなくなってたんだけど」
夫は焦ってをげた。
「せ、すみません」
社は呆れて夫をたしなめた。
「お何を言ってるんだ。だってこんな、こんなのありえない、ありえないはずなんだ」
夫は別のテーブルの男性客に声をかけた。
「あなたは、あなたはどうですか?」
男性客はスプーンを置いた。
「このおはレベルのい格点を超えるスパイスカレーをオールウェイズしてくれてたんですけど、今はそうでもないですね。週に1回はべたくなってたんですけど」
女性客が再びをいた。
「そんなこってりしたイメージのカレーですけど、が程よくカバーしてくれてたから私たちも来やすかったんですけど。
もこのままになるならもうこのおに来るないかな」
夫はを抱えてうめき声をげた。