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"処刑寸前の冷宮幼女、心の声で国を救う" 第6話

「玉は磨かねばらぬ。すでに歳でありながら、の首も覚えられぬとはな。皇子を皇学問所に送れ。余計な恵をつけるに、厳しく鍛え直せ」

「へ、陛!? まだ母のが必な齢です、どうかお考え直しを……!」 「連れてけ」

容赦のない言で、泣き叫ぶ皇子と取り乱す祁妃は退させられた。 々は内で拍采を送っていた。

(ナイス父! あんな毒親の元にいたら、子供の将来が歪むだけだもんね。……さて、問題はこのよ。方の難民の次は、方の害の件が奏されてるはず)

々の予測通り、次に陸原がにとったのは、部からのの痛い報告であった。 難民の流入により、方の堤防補修事が完全に頓挫しているという。

(部の臣どもはが固いから駄目なのよ。原作だと、この方の害を完璧に収めるのは、翰林院のしがない級文官、満(マン・リツ)なんだよね。あのは先祖代々治の研究をしてて、才な技術を持ってるのに、分がくて埋もれてるの。……でも、歳のあたしがどうやって満を推薦すればいいわけ?)

々は首を傾げ、わざとたどたどしいつきで、類のから枚のい奏文を引っ張りした。

「父、見て見て! この類、すっごく字が綺麗だよ!」 陸原はその片を受け取った。 署名には、確かに『翰林院編修・満』の名が記されていた。

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「満……か。そなたは、この者をどうう」 「うーんとね、こののお名、聞いたことある! 川の事がとってもな族のなんだって!」

陸原は類に目をらせた、趙総管を呼んだ。 「直ちに勅命をせ。翰林院編修・満を欽差臣に特させ、方の治総指揮を執らせよ。全権を委ねる」

さらに、皇帝はく鋭い声で付け加えた。 「……それから、吾の統領を呼べ。兵部卿・喬秉の敷を、秘密裏に徹底監させよ。敷内の審な荷のきがあれば、直ちに報告せよとな」

「ははっ!」

々は目を丸くして、酷な横顔を見つめた。 (えっ、すぎない!? あたしがちょっと誘導しただけで、満を抜擢して、喬秉の調査まで命じるなんて……。この暴君、もしかして政治の才なの? 惜しいなぁ、こんなに能なのに、あと数でんじゃうなんて……)

陸原は々のを乱暴に撫で回し、そのさな満の声を遮った。 「今はここまでだ。福殿へ戻れ」

「はーい! 父、お勉楽しかったですー!」 満面の笑みでびしていく々。 だが、そののには、依然として消えない『の宣告』が渦巻いていた。

*

数、帝都の状況は々の声の通り、劇な転換期を迎えていた。

抜擢された満は見事な腕で方の治を成功させ、氾濫をい止めた。 しかし、都に押し寄せた難民の数はにに膨れがり、の仮設からは飢餓に耐えかねた民の呻き声が満ちていた。

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今のの税収が国庫に納まるまで、まだヶはある。宮廷の備蓄米だけでは、万を超える難民の胃袋を支え切ることは能であった。

苦しい沈黙が支配する朝議の殿。 碧の玉座に座す陸原の傍らには――なぜか、特設のさな子に座らされた陸々の姿があった。

群臣たちから、骨な反発の線が突き刺さる。 御史夫がみて、声を荒らげた。 「陛! 古来より、女子、それもわずか歳の幼女子が朝議のに同席するなど、代未聞の敬にございます! いかに陛のご寵き姫様とはいえ、国政のを穢すことは先祖の神霊に対する冒涜でございます!」

「黙れ」

陸原の氷のようなが、殿の空気を凍りつかせた。 「このは朕のものだ。朕が誰を側に置こうと、誰に異論を挟む権利がある? 満がある者は、先帝の霊廟へって直接訴えるがよい。朕が今すぐ、その首を刎ねて送ってやる」

群臣たちは震えがり、斉に首を竦めた。 々は玉座の脇で、や汗を流しながら内で叫んでいた。

(相変わらずの独裁っぷり! でもおかげで黙ったから助かるわ。……それにしても、難民の料問題、本当に刻ね。今すぐ斎の奥にある洞窟を捜索すれば、反乱軍が隠してる万の軍糧が見つかるのに。喬秉がせっせと溜め込んだ米が、ほど眠ってるんだよ!)

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