"油まみれの整備士と養子の秘密" 第8話
「真央さんは、弁護士としてどんな案件を担当しているんですか?」
「今は婚関係の案件がいですね。でも将来には刑事事件も扱いたいとっています」
「すごいですね。困っているを助けたいという気持ちが伝わってきます」
「ありがとうございます。宗介さんこそ、IT企業の社なんて変でしょ?」
「まあ苦労もいですけど、やりがいとはありますよ」
が楽しそうに話しているのを見て、私は微笑んだ。なんだかいい雰囲気だな、とのでった。
さんはと言うと、宗介が来るようになってからはに用事に来ることもなくなり、私に嫌みを言ってくることもなくなった。宗介がの顧客だということが分かったからだろう。
「なあ、最さんしいな」
ある、本さんが私に言った。
「そうですね」
「あの寿司で何かあったんだろ? 詳しく教えてくれよ」
私は寿司の来事を本さんに話した。
「なるほどなあ。将に追いされたのか。ざまあみろだな」
「まあ、終わったことですから」
「おは優しいな。俺だったら根に持つぞ」
私は苦笑いした。
「しかし、IT企業の社とおりいになったのか。何があるか分からないな」
「本当にそうですね」
「事にしろよ、その縁」
「はい、もちろんです」
私はのでった。この縁は父さんと母さんがくれたものだ。
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絶対に事にする、と。
ある、宗介が私を呼びした。
「悠斗、ちょっと相談があるんだ」
「なんだ、改まって」
「実は……真央さんのことが好きなんだ」
やっぱりか、と私は内った。
「ってた」
「えっ?」
「お、真央と話す、目がキラキラしてるんだよ。バレバレだ」
「そんなに分かりやすかったか?」
宗介は恥ずかしそうにをかいた。
「で、どうするんだ?」
「告しようとうんだ。でも、そのに……おに許をもらいにきたくて」
「許は……真央さんの族だろ。族の許なしに告するのは筋が通らない」
真面目な顔で言う宗介を見て、私は笑ってしまった。
「真面目だな、おは」
「笑うなよ」
「いや、嬉しいんだよ。真央を切にってくれてるんだな」
「当たりだ」
「わかった。俺は反対しない。ただ、真央を幸せにしてくれよ」
「ああ、約束する!」
それから週、宗介は真央に告した。真央は涙を流しながら「はい」と答えた。
「お兄ちゃん、宗介さんと付きうことになったの」
「ってる。宗介から聞いた」
「え、聞いてたの?」
「ああ、告するに俺に許を求めてきたんだ。義理堅い奴だよ」
「そうだったんだ」
真央は嬉しそうに微笑んだ。
「お兄ちゃんは反対しなかったの?」
「するわけないだろう。宗介はいい奴だ。おを幸せにしてくれる」
「うん、ありがとう、お兄ちゃん」
私は真央のを撫でた。おが幸せなら、それでいい。
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の交際は順調だった。休みのにはで事にくこともあった。
「次の休みは、ドライブにかないか?」
「いいな。どこにく?」
「沿いのがりたいんだ」
「いいじゃん。真央も緒に」
「もちろん!」
私たちはで沿いをドライブした。窓をけると、潮のりがした。
「気持ちいいね」
「ああ、最だ。まあ、運転してるから景はあまり見えないけどな!」
「代わろうか?」
「いや、俺が運転したいんだ。これは俺のだからな」
「相変わらずバカだな」
「本当にね」
私たちは笑いった。
宗介を送り届けた、真央ときりになったので、真央が言った。
「お兄ちゃん、宗介さんって本当にいいだね」
「ああ、そうだな」
「お父さんとお母さんが引きわせてくれたのかな?」
「そうかもな」
「私ね、宗介さんといるとするの」
私は何も言わなかった。ただ、真央の横顔を見た。彼女は幸せに微笑んでいた。
こんなが来るなんて、は像もできなかった。父さん、母さん、見ているか? 俺たち、幸せだよ。
本当にというのは、どこでどう転がるか分からない。あの寿司で会ってから、宗介と真央は交際を迎えた。そして、宗介が私のところに来て言った。
「悠斗、真央さんにプロポーズしようとうんだ」
「いいじゃないか。頼んだぞ」
「ああ、必ず幸せにする」
私たちは固い握を交わした。
その数、真央から話がかかってきた。
「お兄ちゃん、宗介さんからプロポーズされたの!」
「そうか。で、返事は?」