"「生きている」と気付いた納棺師、黒幕の婚約者を地獄へ送る葬儀" 第13話
そこには、約100号のをかたどったネックレスが輝いていた。
それを見た瞬、崎先の目がきく見かれた。
「これは、由奈さんが20歳の誕にお父から贈られたものだ。」
彼は、驚愕の表で私を見た。
「なぜあなたがこれを持っているんですか?」
私は、落ち着いた声で答えた。
「警察の遺留品から盗んだわけではありませんよ。彼女自が、先ほど私に託したのです。」
私は続けて、由奈さんがいたきの便箋を差しした。
崎先は、震えるで便箋を受け取った。
そこにかれた文字に目を落とす。
、またと読みめるうちに、彼の顔から血の気が引いていく。
やがて、その顔は驚愕のに染まっていった。
「の、私が彼女の相談に乗った話……」
崎先は、便箋を力く握りしめた。
「これは、私と由奈さんしか絶対にらない秘密だ。」
彼は顔をげて、私をまっすぐに見つめた。
「由奈さんは、きているのですね。」
私はく答えた。
「はい。現、私の全なで保護しています。」
崎先は、「ああ」と声を漏らした。
ソファの背もたれに、く寄りかかった。
堵と混乱が入り混じった表で、何度もく呼吸を繰り返した。
「よかった。本当によかった。」
崎先は、私に向かって尋ねた。
「ですが、体どういうことですか?病院からは、違いなくしたと連絡がありました。
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」
彼は、郷田の報告をいした。
「郷田も痛な声で、私にそう伝えてきたのです。」
私は、鞄からもうつのファイルを取りした。
「全ては、郷田さんが仕組んだ完全犯罪のシナリオです。」
テーブルのに、ファイルを広げた。
「由奈さんは昨夜、郷田さんから特殊な筋弛緩毒をまされ、仮状態に陥りました。」
私は、衝撃な事実を伝えた。
「そして、彼に買収された青葉病院の黒川医師が、きたままの彼女に虚偽の宣告をしたのです。」
私はファイルに綴じられた毒の成分データと、波形グラフを崎先に示した。
「これは、私が昨夜の段階で彼女から採血し、成分を解析した結果です。」
私は、データの説をした。
「アジアで流通している、極めて代謝のい暗殺の毒物です。」
崎先が納得できるよう、静に事実だけをねていった。
「私は納棺師になる、裏社会の毒物に関する特殊な識を持っていました。」
私は、蘇の経緯を簡単に語った。
「ですので、発で命を取り留めることができました。」
私は、データの性を調した。
「数経てば完全に消える毒ですが、今のこのデータは裁判でも通用する完全な物証です。」
崎先は、弁護士としての鋭い目つきに変わった。
データをい入るように確認する。
「つまり、郷田は由奈さんを事故に見せかけて殺害し、会社と財産を乗っ取ろうとしたわけか。
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」
私は頷いた。
「ええ。彼は今頃、今の取締役会で社代の座に就くための作をめているはずです。」
私がそう告げると、崎先はテーブルをく叩いた。
激しいりをわにする。
「あのめ。社の恩を仇で返し、由奈さんの命まで奪おうとするとは。絶対に許さん。」
私は、彼をなだめるように言った。
「おりはごもっともですが、今は静になる必があります。」
ごく音の落ち着いた声で、彼のりを静めた。
「相は巨企業の役員であり、すでに世の同を完璧に集めています。」
私は、今の状況の危険性を指摘した。
「途半端な告発では、彼らは会社で証拠を隠滅し、私やあなたを逆に社会に抹殺するでしょう。」
私は、彼に指示をした。
「本の取締役会も、あなたは何もらないふりをして彼の好きにさせて、泳がせておいてください。」
崎先は、顔を歪めた。
「今の取締役会でも、郷田は涙ながらに由奈さんへのを語り、役員たちの同を買うつもりでしょう。」
彼は、吐き捨てるように言った。
「私が何もらないふりをして同席するのは反吐がますが、彼を油断させるためならどんなでもみますよ。」
私は、くをげた。
「ありがとうございます。」
そして、私の計画を伝えた。
「彼が最も輝く瞬、つまりの盛な葬儀ので、全ての嘘をのに晒します。
」
私は、空の棺桶を使った私の計画を説した。