"結婚初夜の義父不倫と20年目の毒殺計画" 第21話
そしてその屈な男たちを従えて面会に入ってきたな物の姿。
達也とさやかは「ヒッ」と息をんで直した。
マダム麗子が現れた。
「随分と元気そうじゃないか、達也。私から5000万円を騙し取った詐欺師の分際で」
関の裏社会を牛る女帝だ。
達也はガタガタと震えがり、子からずり落ちた。
「あ、マダム……な、なぜあなたが警察の施設に……」
マダム麗子は扇子で元を隠しながら酷に笑った。
「本の法律で裁かれる?懲役数で娑婆にる?ふふ、おめでたいバカどもだね。おたちのようなのクズに、本のい権が適用されるとでもっていたのかい」
私はマイクのスイッチを入れた。
ガラス越しに震えるに向かって、衝撃の逆転となる究極の事実を突きつけた。
私が言った。
「おたちが父を殺すために使った特殊な毒薬は、のテロ組織から密輸入されたものだ。俺が特務理事の権限で、おたちの容疑を国内の殺から国際テロ支援法違反に切り替えた」
達也の顔から完全に血の気が引いていく。
「こ、国際テロ……」
私が告げる。
「つまり、おたちはもはや本の法律で裁かれる般犯罪者ではない。国籍は剥奪され全ての基本権を失った。そして、おたちがマダムから横領した5000万円の負債を労働で返済させるため、おたちの柄はマダムの組織が提携しているの民軍事会社へと引き渡されたのだ」
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達也は絶望した。
「な……うう、嘘だろう……本の警察がそんなこと……」
私が酷に言い放つ。
「俺が本の警察のトップだと言ったはずだ。特務理事の決定は国の決定だ」
マダム麗子が扇子をピシャリと閉じた。
マダム麗子は宣告した。
「おたちの送り先は、図にも載っていない、赤直のくにある極秘のウラン採掘施設だ。気温は50度を超え、防護もないままぬまでツルハシを振るい続ける制労働キャンプだよ」
マダム麗子は嘲笑う。
「ああ、おたちのような、ひなエリート気取りや、男に媚びるしか脳のない女が何きられるか見物だがね」
達也はを抱え、に額を擦りつけて絶叫した。
「ひいっ!嫌だ、嫌だ!ひろし、ひろし!悪かった、俺が全部悪かった!お願いだ、本の刑務所に入れてくれ!裁判を受けさせてくれ!」
さやかも髪を振り乱した。
「嘘よ、こんなの嘘よ!誰か助けて!私は騙されただけなのよ!」
防弾ガラスをバンバンと血がるほど叩きながら泣き喚いた。
化粧も剥げ落ち、その顔はもはや醜い夜叉そのものだった。
マダム麗子の酷な命令が響く。
「連れておき」
屈な男たちが達也とさやかの髪を掴み、ズルズルとを引きずっていく。
達也が叫ぶ。
「ぎゃー!せ、してくれ!」
さやかが叫ぶ。
「いやあ!ひろしさんごめんなさい、してるわ!だから助けてぇ!」
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の断末魔のような鳴は、い鉄の扉が閉まると同に完全に途絶えた。
もはや度と、彼らが太陽のを浴びることはない。
獄の底で、残りのい命を苦痛と共にすり減らしていくのだ。
これで、母をに追いやった父、院、達也、さやか。
全ての悪魔たちへの復讐が完璧に終わった。
背から声がした。
「ひろし会、お見事でしたね」
声をかけてきたのは、ずっと付き従っていた神崎弁護士だった。
私がく息を吐きした。
「ええ、これでやっと肩の荷がりました」
張り詰めていた緊張の糸を解いた。
警察本部をて、のく澄み切った青空を見げる。
母の無をらすため、20無能なピエロを演じ続けてきた私の孤独な戦いがついに終わったのだ。
あとは母の墓にこの報告にくだけだ。
そうい、駐に向かって歩きした私のスマートフォンがく震えた。
神崎弁護士からの折り返しの着信だった。
緒にへたはずの彼がなぜ。
私は話にた。
「もしもし、神崎さん、どうしました?」
神崎弁護士は言った。
「ひろし君、今警察の証拠品保管から連絡があって、君の父親、源蔵さんの隠し庫のからあるものが見つかったそうだ」
私は問う。
「あるものを?」
神崎弁護士は答えた。
「ああ、庫の底。そこに隠されていた古いだ。
差は、くなった君のお母さん。