"結婚初夜の義父不倫と20年目の毒殺計画" 第7話
神崎弁護士のから語られた衝撃の事実に、私は息をんだ。
神崎弁護士は封筒にをかけた。
「私はクビになったも個にあの女の辺を洗っていた。そしてようやく決定な証拠を見つけた。これを見たまえ」
彼が封筒から取りした数枚の写真。
そこには、喪を着て見らぬ墓のにつさやかが写っていた。
そしてその隣で、彼女の腰を抱き寄せる敵な笑みを浮かべた達也の姿があった。
神崎弁護士はい声で言った。
「彼女の正体は、結婚詐欺と連続殺を裏で操る極悪非な毒婦だ。そして達也という男も、証券マンという信用を利用してターゲットの資産状況を調べげ、完全犯罪をアシストする共犯者だよ」
暗い裏の喫茶。
神崎弁護士のく沈んだ声が、静かな内に響いた。
テーブルのに置かれた写真。
喪姿で寄り添うさやかと達也の顔には、する者を失ったしみなど微もない。
獲物を仕留めた捕者のような酷な笑みが浮かんでいた。
私はガタガタと震えるで写真を握りしめた。
言葉を絞りした。
「そんな……じゃあ父さんも私も殺されるってことですか?神崎さん、すぐに警察にきましょう。この写真と私がに入れたメッセージの履歴を見せれば……」
腰を浮かせた私を、神崎弁護士は鋭い線で制した。
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「落ち着きなさい、ひろし君。今警察にっても無駄だ」
神崎弁護士は説した。
「過のの審は、全て見事なまでに病として処理されている。解剖されても検されない特殊な薬品を使っているんだろう。警察は確実な証拠がない限り、過の事件を掘り返したりはしない」
私は黙って座り直した。
神崎弁護士は溜息をついた。
「しかしこのままでは、君の父親の源蔵さんは……今や完全にあの女の虜だ。私があんな素性のれない女との結婚はやめろと忠告したも、聞くを持たずに私をクビにした」
神崎弁護士は私を見据えた。
「今君が騒ぎてても、源蔵さんは遺産を独り占めしたくて嫁を陥れようとしていると解釈し、君をから追いすだけだ。そうなれば完全にしができなくなる」
神崎さんの言う通りだった。
傲で自分の非を認めない父。
ち回るさやかと達也。
私が途半端なを起こせば、逆に精神を病んだ狂に仕てげられ、全てが終わってしまう。
神崎弁護士はコーヒーカップを見つめた。
苦しい調で続けた。
「さらに悪いらせがある。私の独自のルートからの報だが、達也の裏座から数、の密輸組織に額の送があった形跡を見つけた」
私は神崎弁護士の言葉を待った。
「取引されたのは、臓発作を誘発し数で完全に体内で分解される恐ろしい劇薬だ。
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おそらく彼らは計画をめるつもりだ。君が何か嗅ぎつけたことに気づき、気に君たちを始末するつもりかもしれない」
私はを乗りした。
「今ですか?」
神崎弁護士は首を振った。
「わからない。だが、今夜は特に警戒してくれ。決定な証拠、つまり彼らが薬を盛る瞬かその薬そのものをに入れるまでは、絶対にいてはいけない。いいね」
私は指定された番い赤ワインのボトルを抱えた。
い取りで実へと戻った。
の夜はひどくたいのに、私の背はじっとりとや汗で濡れていた。
きな本のリビングのドアをけた。
そこはまるで狂気の劇だった。
父の容赦ない侮辱のセリフがんできた。
「遅いぞひろし。ワイン1本買うのにどんだけをかけているんだ。本当に鈍な期男だな」
私がを踏み入れた瞬だった。
見れば、父の太もものにはさやかが座っていた。
達也は向かいのソファでが物顔にふんぞり返っている。
彼らの瞳には、私に対するな見しと嘲笑のが浮かんでいた。
達也がをいた。
「はは、源蔵さん許してやってくださいよ。こいつ昔からだけは無駄にでかいのにるの遅かったんですから。脳みその回転も同じスピードなんですよ、こいつはあはは」
父が同調した。
「達也くん、本当にその通りだ。
俺の優秀な血を全く受け継いでいない。