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"「2度と戻るな」姑と500万円の偽造委任状" 第25話

「け、警察がに来たのよ!」

私の臓がきくがった。

弘が送ったという通が、すでにあのに届いたのだろうか。

話の向こうから聞こえる義母の声は、完全にパニックを起こしていた。

私はスマートフォンをからし、弘にも声が聞こえるようにした。

弘の顔が険しくなる。

私が静に問いかけた。

「どういうことですか、お義母さん。警察って」

義母は泣きじゃくりながらまくしてた。

「あのね、今からが来たの。私が弘の定期預を解約しようとした件で、委任状の確認だって。そしたら警察も緒に来て、私が文を偽造したって言うのよ!」

その言葉を聞いて、私は全ての状況を理解した。

私が緑さんに依頼し、続きを止してもらったあの偽造委任状。

さんは、無断での解約はな問題になると言っていた。

側が内部で調査をめ、事態の悪質性から警察へ相談を持ちかけたのだろう。

義母は私にすがってきた。

「弓、お願い!あなたから警察に言ってちょうだい。あれはただの族の冗談だったって。私が弘のおを預かろうとしただけで、悪いことなんて何もしていないって!」

自分の犯した罪のさを、義母はまだ理解していない。

どこまでも自分勝で、追い詰められればにすがろうとする。

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私はえ切った目で、スマートフォンを見つめた。

私の声は、驚くほど静かでたいものだった。

「お義母さん」

義母の嗚咽が止まった。

私ははっきりと告げた。

「あれは冗談ではありません。あなたは確実に、夫の財産を騙し取ろうとしました。私から警察に庇うようなことは、切いたしません」

義母の切り声が響いた。

「あんた、私を刑務所に入れる気!」

私は容赦なく言葉を続けた。

「それに、お義母さんはもうそのみ続ける権利はありません」

話の向こうで、義母が息を呑む音が聞こえた。

私が告げた。

弘さんが、お義父さんの残した遺言公正証を見つけました。あなたが嫁を当に追い庭を壊した、あのの所権は弘さんに移る。そうかれています」

義母の声は震え、急速に力が抜けていくのがわかった。

「う、嘘よ。そんなもの」

私は淡々と事実を告げた。

「もうすぐ弘さんの依頼した弁護士から、正式な退が届くはずです。妹さんとのリフォーム計画も全て終わりです」

私は最に言った。

「ご自の犯した罪と、真っ直ぐ向きってください」

私はそれ以義母の言い訳を聞くことなく、通話終のボタンを押した。

静かな喫茶に、再びジャズの音が戻ってきた。

弘は私のにあるスマートフォンを見つめたまま、いため息をついた。

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弘は呟いた。

「終わったんだな」

弘のその言には、全ての荷から解放されたような響きがあった。

8自分たちを縛り付けてきた呪いが、ようやく完全に解けたのだ。

弘が、再び真っ直ぐに私を見つめた。

弘は静かに言った。

「弓」

弘は自分の元にあった、あの緑婚届をゆっくりと私のに押しした。

「俺は、おに謝っても許されるようなじゃない。だから俺はおを自由にする」

弘はげた。

「今まで、本当に済まなかった。そして、ありがとう」

それは自分のさと向きい、全ての責任を背負い込む覚悟を決めた男の姿だった。

私は目のにある婚届を見つめた。

までの私なら、迷わずそのにサインをし、弘のからっていたでしょう。

でも今の私のには、別のが静かに芽え始めていた。

私はゆっくりとを伸ばした。

しかしそのが掴んだのは、婚届ではなかった。

私は弘のからペンを取りげた。

私は真っ直ぐに弘の目を見つめ返した。

弘さん」

弘が顔をげる。

私は言った。

「私はあのには2度と戻りません。お義母さんの顔を見ることもないでしょう」

私は義父からのが入った茶い封筒を、優しく撫でた。

を恐れて逃げるのは優しさではない。ただの卑怯だ。

本当に切なものを守りたいなら、おが傷つく覚悟を持て。

義父の言葉が、私のく反響していた。

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