"義母「家を売って弟の借金を返せ」夫に奪われかけた私の家" 第4話
仕事を始めて2ほどした頃、テーブルののスマートフォンがく震えた。
《玄関:きを検しました》
私はすぐに監アプリをいた。
画面に映っていたのは清子だった。
清子はの鍵を取りし、ためらうことなく私ののドアをけた。
私は息をんだ。
鍵を渡した覚えはない。
清子は玄関へ入ると靴を脱ぎ、そのまま迷いなく廊をんだ。掃除をしに来たのきではない。目を最初からっているように斎へ向かっている。
私はリビング側のカメラへ切り替えた。
清子は机の引きしをつずつけ、仕事の資料や領収、から届いた封筒を取りしてへ放り始めた。何かを探すようにファイルのへ指を差し込み、封筒はに透かしてまで確認している。
「どこに隠したのよ……」
カメラのマイクが声を拾った。
「昨まであったでしょう」
私はその言葉を聞き、背筋がたくなった。
昨まであった。
つまり、庫のがそこにあるとっていたのだ。
清子はやがて本棚の裏へを伸ばし、型庫を引きした。ダイヤルを回し、取っを引き、それでもかないと分かるとへ置いた。
「正也、番号くらい聞いときなさいよ」
独り言のように吐き捨てた。
清子は数分格闘したあと、庫が空であることに気づいた。
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私はのため鍵をけた状態でだけ移していたため、扉がくと何も入っていない。
清子の顔が歪んだ。
「何なのよ、あの女」
そして庫をで蹴った。
私は喫茶でその映像を見ながら、度も話をしなかった。
今すぐ「何をしているんですか」と問い詰めることはできた。しかし、それでは清子は「掃除していただけ」「たまたま庫を見つけた」と言い逃れするだろう。
私は録画が終わるまで待った。
約25分、清子は斎を散らかしたままをていった。
映像をクラウドへ複製してから、私はめたコーヒーをんだ。
もう、族の甘えという範囲ではなかった。
夕方帰宅すると、斎は映像で見た通りだった。には資料が散乱し、引きしは半分いたままになっている。清子は片付ける必すらじなかったらしい。
午7半頃、正也が帰ってきた。
私はリビングで待っていた。
「今、お義母さんが来た?」
正也のが瞬止まった。
「らない」
「鍵を使って入ったみたいだけど」
そこで正也は目を逸らした。
「ああ、に渡してたかもしれないな」
「私に何も言わずに?」
「母親だぞ。何かあったときのために持っててもいいだろ」
「斎の引きしを全部けるのも、何かあったときのため?」
正也の表が変わった。
「お、監してるのかよ」
「防犯カメラがあるのはってるでしょう」
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「族を盗撮して気持ち悪い女だな」
本来なら、法にへ入り類を探した清子の為について話しているはずだった。それなのに正也は論点を変え、私の方が悪いという話へ持っていこうとする。
そして鞄から枚のを取りした。
テーブルへ叩きつける。
《産査定依頼》
そこには、すでにマンションの所、専面積、取りまで記載されていた。
「もうりいの産には話してある。あとはおがサインすればいい」
私はをに取った。
に付がある。
清子が初めて「を売れ」と言いに来たより、4だった。
「正也」
「何だよ」
「あなた、曜よりからこのを売ろうとしてたの?」
正也の顔から、わずかに血の気が引いた。
翌朝、私は以仕事でお世話になった坂本弁護士へ連絡した。
フリーランスとして独した際、取引先との契約を確認してもらったことがあり、落ち着いた対応をするだとっていた。事を簡単に伝えると、午にを作ってくれた。
私は査定依頼、防犯カメラの映像、マンション購入の資料を持参した。
坂本はまず、私が結婚から所している物件であることを確認した。正也が自由に処分できるものではないが、署名や押印を迫られている以、類管理を厳にし、無断で話をめられないよう産会社にもを伝える必があるという。
「清子さんがへ入った映像も残っていますか?」
「全部あります」