"「お前は下がれ」白衣を脱いで5年、俺が社長令嬢を救った" 第5話
廃棄されたはずの械
で美咲さんが倒れてから、約2週が過ぎた。
本社のさな会議で、俺は保守会社の森田直さんと向きっていた。隣には沢から依頼を受けた野寺弁護士がいる。美咲さんはまだ療養で、今は父親に説を任せていた。
森田さんは、会社の承諾を得て持参した記録を机へ並べた。医療器メーカーの桐メディカル器から委託を受け、当あの病院の器の点検や返却配を担当していたという。
「病院がへしていないと言っているのは、この器で違いないですか」
俺は遺族への説に添えられた使用器覧をいた。体式ペースメーカー。その横にある製造番号を、森田さんの受入記録と照らしわせる。
「TP-1846。同じです」
森田さんは受け入れた付を指した。術の翌だった。欄には、力異常の申告があり、製造元での調査を求めるとかれている。
俺はを置き直した。病院の説と並べると、どちらにも同じ番号があるのに、器がたどっただけが違った。
「院内で捨てたから調べられない。俺は、そう言われました」
「なくとも、翌には当社で受け取っています。そこから製造元へ送りました」
「現物は、まだあるんでしょうか」
「今の所は確認できていません。ですが、受け取って送った記録はあります。
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当社が発した伝票と、製造元からの受領連絡が致しています」
野寺弁護士が資料の所と保経緯を確認した。俺はそのも、器番号から目をせなかった。
では、似た部品が隣の箱へ混じることがある。見た目が同じでも、番号が違えば同じ物として扱えない。記録がい違えば、番号をがかりに、どこで何が起きたのかを確かめる。
5、俺は壊れた器を見せてくれと言い続けた。けれど、器がなくなったと言われてからは、どこを探せばいいのかさえわからなくなっていた。
今、そのがのにつながっていた。
「製造元が受け取ったの検査記録を確認したいです。それと、なぜ遺族への説では搬していないことになったのかも」
俺が言うと、沢社が子を引き寄せた。
「そこを確かめましょう。病院にもメーカーにも、面で回答を求めてください」
野寺弁護士がうなずいた。社は俺へ顔を向ける。
「藤さんが話す途で、もう終わったことだと切りげさせるつもりはありません」
俺は礼を言った。声をすに相の嫌を確かめる癖が、まだ抜けていなかった。それでも今は、聞きたいことを次々ににできた。
そのの確認を終えてへ戻ると、さんがロッカーのにいた。俺の顔を見るなり、何か見つかったかと聞いた。
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「調べるがかりが、やっとつながりました」
「そうか。よかったな」
「まだ、どうなるかわかりません」
「わかってるよ。だから今度も、必なら休みの相談をしろ」
さんは自分のロッカーを閉めた。俺は礼を言い、翌の袋を棚に置いた。ここで働きながら過と向きってもいいのだと、その初めてえた。
数、野寺弁護士から再び連絡が来た。返却記録をたどって社内の関連類を確認したところ、事故よりのやり取りが見つかったという。
今度の会議には、病院へ事実関係を照会するための資料が揃っていた。森田さんが、ホチキスで留めた写しを差しした。
「この器は、術のにも力が定になったと連絡を受けています。当社からは使用を控え、点検と交換をうよう通していました」
俺は最初のにある器番号を見た。TP-1846。付を確かめて、机に置いた術の資料へ線を移した。
術の7だった。
「届いていなかった、ということはありませんか」
俺が聞くと、森田さんはに綴じられたを示した。
「病院からの受領回答が残っています。担当者の名も、そこにあります」
俺はの端へ指をかけた。5、誰もらなかったと言われた異常を、先にっていたがいる。
その名は、次の1枚にかれていた。