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"「他人の姉に使う金はない」夫と800万円の新居" 第4話

500万円もの引きし。

謎の産会社。

母への5万円の振り込み。

やがて番号を呼ばれ、窓で通帳を受け取った。

は120万円ほどあった。

これでひとまず、術のは払えるはずだ。

さなが私のまれた。

これでしだけが稼げる。

そのに夫が隠している事実を完全に暴く決を固めた。

に帰ると、なぜかリビングに義母が座っていた。

鍵を使って勝に入り込んでいたのだ。

義母はテーブルのにお茶菓子を広げ、くつろいだ様子でテレビを見ていた。

玄関の音に気づき、義母が振り返る。

「遅いわね、由美さん」

義母は嘲笑するような線を私に向けた。

「専業主婦のくせに、昼からどこをほっつき歩いていたの?」

私は黙ってキッチンへ向かい、お茶を淹れた。

お茶をすと、義母はで笑った。

「聞いたわよ。あなたのお姉さんが倒れたんですって」

義母の言葉には、隠しきれない嘲笑が混じっていた。

「おの無でもされたの?」

義母はお茶をすすりながら、ややかな目を向けた。

「うちの浩司には迷惑かけないでちょうだいね」

彼女は顎をしゃくった。

「あの子の稼ぎは、佐藤のためにあるんだから」

私は鳴り返したい気持ちをぐっとみ込んだ。

そして、義母の横にある品の価なハンドバッグに目を落とした。

「随分素敵なバッグですね、お義母さん」

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私は静かにいた。

「最買われたんですか?」

私の言葉に、義母の表瞬だけ張った。

「何よ。息子ので母親が楽しんで、何か文句でもあるの?」

義母はムキになって言い返した。

私は表を変えずに答えた。

「いえ、ただ夫は私に、母さんへの仕送りはやめたと言っていたものですから」

私のその言に、義母は目に見えて揺した。

「あ、あれは浩司が勝に振り込んでくるのよ」

義母は目を泳がせた。

「親孝したいって言うから、もらってあげてるだけじゃない」

義母は急に声を荒げ、そそくさと荷物をまとめた。

そしてがった。

「全く、くない嫁ね」

彼女は私を睨みつけた。

「浩司がを尽かすのも無理はないわ」

そう言い残して、逃げるように玄関へ向かった。

私は義母のを追った。

を向けて靴を履く義母に、静かに声をかけた。

「お義母さん」

義母の肩がビクッと揺れた。

「5臓の術のこと、覚えていますか?」

義母は振り返り、訝しげな顔をした。

「何よ、急に。あれは匿名の親切な方が助けてくれたんでしょう」

義母はいらったように言った。

「それがどうしたの?」

私は義母の目をまっすぐに見つめた。

「いえ、ただ、その方に顔向けできないようなき方はしたくないなとっただけです」

義母は何も言い返さず、逃げるようにドアを閉めた。

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その自然な揺ぶりが、私の疑をさらにめた。

義母はらかに夫の計画をっている。

あるいは、自ら共犯者としてち回っているのかもしれない。

義母が帰ったのテーブルを片付けようとしただ。

私はあるものに気がついた。

義母が座っていたクッションの隙に、1枚のつ折りになったが落ちていたのだ。

それは、見慣れない産会社のパンフレットの部だった。

何気なくそれをいた私は、印字された取り図を見て息を呑んだ。

ここには、私が夫の通帳で見たあの産会社の名がはっきりと印刷されていた。

築の級マンションの図面だった。

そして取り図の余には、夫の字で信じられない言がメモきされていたのだ。

取り図の余には、黒いボールペンでかれたメモがあった。

見慣れた夫の几帳面な字だ。

『彩佳の部は1番広い

『母さんの部当たりのいい

『由美には来、適当な理由をつけて判子をさせる』

判子。

そのたった3文字が何をするのか、私にはすぐに分かった。

婚届だ。

夫は私と婚し、私をこのから追いすつもりなのだ。

しかも私が20かけて必に貯めてきた老を勝に使い込んでいる。

しい女と義母のための級マンションを買おうとしているのだ。

私はそのパンフレットを両で持ち、静かにつ見つめた。

涙は滴もなかった。

しみよりも先に、たい氷のようなりが元から静かにせりがってきた。

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