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"5足の男物スリッパと偽装不倫の罠" 第22話

チャイムの音が、きく響いた。

私は応答画面をいた。

「どちら様ですか?」

画面のの男が、困ったように子を取った。

「頼まれてきたものです」

私が尋ねた。

「誰にですか?」

男はろの仲を振り返った。

「お母さんの方から、写真だけでいいと聞いています」

のり子が子を鳴らしてがった。

「余計なことを言わないで!」

その声は、居の録音にも、玄関の器にもしっかり残った。

マリカは元を両で押さえた。

私は応答を切らずに続けた。

「何の写真ですか?」

男は困惑していた。

「部に入って、そこにいる女性と緒に映ればいいと。詳しいことは聞いていません」

のり子が私の方へづいてきた。

「切りなさい。こんなもの悪質なイタズラよ」

私は席をたなかった。

「今、警察へ連絡します」

その言葉に、マリカが声を荒げかけた。

けれど、のり子がすぐにで制した。

のり子は必だった。

「警察なんて呼んだら、親戚に何と言われるとっているの。あなたが恥を掻くのよ」

私はややかに答えた。

「私はらない男性をに入れません。恥を掻くかどうかは、そので考えます」

私は110番へ連絡した。

回の相談記録があること。

今、見らぬ男性5が玄関にいること。

にはのり子とマリカがいることを静に伝えた。

話の向こうの警察官の声は落ち着いていた。

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全な所からかず、絶対に玄関をけないように」と言われた。

のり子はまだ私を止めようとしていた。

「やめなさい。こんなことで事にしたら、裕介が困るでしょう」

私はそう答えた。

「もう、困るの順番を違えません」

その、玄関のの止まる音がした。

裕介だった。

彼はで男たちと距を取りながら、携帯話をに当てていた。

私にに入れとは言わず、自分もへ入ろうとはしなかった。

画面越しに裕介の声が聞こえた。

「誰に頼まれてきたんですか! には入らないでください!」

男たちは落ち着かない様子で互いを見た。

1さな声で答えた。

の女のが寝ているから、写真を撮るだけだと聞いてました。触らなくていいと……」

私は息が浅くなるのをじた。

それでも、机の端をく握って座っていた。

のり子はすぐに叫んだ。

「違うの! そんなで頼んだんじゃないわ!」

マリカも続けた。

「ただ、兄さんに現実を分かってもらうためで……本当に何かするつもりはなかった」

本当に何かするつもりはなかった。

その言葉は、何かをする段取りがあったの苦しい言い訳だった。

玄関のに、パトカーが到着した。

2の警察官が男たちをで止め、順番に事を聞き始めた。

私は居の窓からは見なかった。

モニターの画面と音だけを確認した。

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のり子は急に声を落とし、願した。

「咲さん、お願い。これは族の問題なの」

私は突っぱねた。

らない男性が5も来ています。もう族の問題だけではありません」

のり子は唇を震わせた。

それでも、謝る言葉は決してなかった。

警察官の1が、玄関越しに声をかけた。

の方、全確認のためにお話を伺います。扉はこちらで状況を確認してからけてください」

私は鍵をけるに、机ののカップを見た。

ミルクティーはまだ半分以残っている。

私はんでいない。

私は録音へ向けて言った。

「このみ物も、確認していただきたいです」

のり子が素を伸ばした。

カップをげようとしたのだ。

私はその首には触れなかった。

ただ、カップのにノートを置いた。

かさないでください。今、警察の方に見てもらいます」

マリカは子へへたり込み、座り込んだ。

携帯話を握る刻みに震えていた。

玄関の扉をけると、裕介がっていた。

彼は私へ駆け寄ろうとせず、警察官の指示を待っていた。

その距が、今の私には何よりも必だった。

守ると言いながら先にくのではなく、私のを尊して待っていてくれた。

警察官は居に入り、私たちを別々に座らせた。

のり子は「親戚に誤解される」と何度も繰り返した。

マリカは「写真を撮るだけだった」

と泣きそうに繰り返した。

私は録音を止めた。

そして、玄関カメラの映像と、取り消された通の記録を順に示した。

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