みかん小説
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"251840円の正月料理を持ち去った義母" 第11話

504万円の援助を止める

「240万円くらい、直なら取り返せるでしょう」

母のからたのは、謝罪ではなかった。私は瞬、聞き違えたのかとった。

「取り返す?」

「これから稼げばいいというよ。隆志はまだ若いし、結婚したばかりでおがかかるの。男のあなたとは条件が違うでしょう」

座敷の親戚たちから、呆れたようなため息が漏れた。母にとって私は、失った240万円をまた作れるで、由は正料理を買い直せるなのだ。私たちが何働き、何を諦めて捻したなのかは、最初から数えられていない。

私は卓をき、6万円に84を掛けた。画面に「5,040,000」と表示される。

「7で、俺たちが両親のために送ったは504万円だ。このうち240万円が隆志へ流れた。残りが本当に父さんたちの活に使われたのかは、父さんが細を確認すればいい」

父は細を封筒へ戻さず、枚ずつ付順に並べ始めた。

「自分の座なのに、俺は何も見ていなかった。残りの264万円についても、公共料や病院の領収と照らしわせる。久、分からない支があれば全部説してもらう」

母は「夫婦のでしょう」と反発したが、父は首を横に振った。

「管理を任せたことと、隠してかすことは同じじゃない」

恵子伯母が、由のノートに記された167万8000円へ目を落とした。

「正の費用までわせたら、由さんたちが負担した額は671万8000円よ。

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さん、それでもまだ“族だから当然”で済ませるつもり?」

母の顔から血の気が引いた。由卓ではなく、自分の両を見ていた。そので毎計簿をつけ、材を探し、18分の料理を作ってきたのだ。

「私は、送った504万円を返せとは言わない」

母がほっと息を吐きかける。しかし私はスマートフォンを取りし、アプリをいた。

「ただし、来から毎6万円の振込は止める。父さんに急な通院や修理が必になったは、父さん本から連絡をもらい、請求を確認して俺が直接払う。母さんを通して現は渡さない」

も、母の目を見て言葉を続けた。

「必に助けることまでやめるつもりはありません。でも、誰のために、いくら必なのかを確かめます。もう“族だから”という言だけで、私たちの活費を差しすことはしません」

「待ちなさい。そんな勝なことをしたら、私たちの活が困るでしょう」

「父さんのと2の預額なら、通常の活はできる。6万円は分の援助だったはずだ。隆志へ4万円渡すためのではない」

父はくうなずき、母のに自分の通帳を置いた。

く。暗証番号もインターネットバンキングの設定も変える。これからは自分で管理する」

「正雄さんまで何を言うの。私は族のために――」

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族のためと言えば、誰のでも好きにかしていいわけじゃない」

父が母の言葉を遮ったのは、私の記憶にある限り初めてだった。母は助けを求めるように親戚を見回したが、誰も目をわせない。

私は定額振込の続きをめた。確認画面には、振込先、毎6万円、次回予定が表示されている。最のボタンを押すに由を見ると、彼女は迷わずうなずいた。

画面が切り替わり、「定額自振込を解約しました」と表示された。

「それから、持ちした材の25万1840円は、7以内に由へ返してくれ。これは援助ではない。母さんが無断で持っていった、由だ」

母は唇をかしたが、反論はてこなかった。7つの保箱、録音、領収、60回の送記録。もう、言葉だけで由のせいにはできない。

私はスマートフォンを母のへ向けた。そこには、7続いた6万円の振込が、今で終わったことを示す完画面がっていた。

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