"義母ATM、全財産を失う" 第2話
私が妻と共働きで必に貯め、老朽化した実を守るために面したが、そのまま弟の元へと横流しされていた。
母は、弟への資援助を隠すためにリフォーム費用を増しし、りなくなった仕げの作業を「嫁の義務」として麻にただ働きさせていたのです。
りで界がく染まりそうになるのを、私はたい息を吸い込んで抑えました。 病をた私は、夜にもかかわらず、スマホの話帳からある物の番号を呼びしました。
父の弟であり、この域で司法士事務所をき、族ので最も発言力を持つ叔父——修叔父さんです。
「……健か。こんな夜更けにどうした」
「夜分遅くに申し訳ありません。実は、麻が倒れて病院にいます」
私はを極力排し、淡々と、しかし克に事実を伝えました。 母が麻に課していた異常な労働環境、そして私が振り込んだリフォーム資が使途として弟に流れていた疑いがあること。
話の向こうで、叔父がく息を呑む気配が伝わってきました。
「……義姉さんは、またそんな真似をしていたのか」
叔父の押し殺した声に、らかなりが滲んでいました。
「修叔父さん、お願いがあります。の父の周忌法事、予定通り親戚全員を集めて執りいます。その席で、私から母と弟に対して、すべてを精算する話をさせてください。
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叔父さんには、そのを見届けていただきたいんです」
数秒の沈黙の、叔父は力く答えました。
「わかった。法事のは俺が仕切る。おは必な証拠をすべて揃えておきなさい」
叔父の言質を取り、私は通話を切りました。 病院をて、夜のえ切った空気が漂う実へと戻った私は、静まり返った母の寝の脇を通り抜け、母の机へと向かいました。
麻のノートにあった数字を裏付ける、決定な物証を押さえるためです。
引きしの奥、通帳や印鑑が乱雑に詰め込まれた類ケースの底から、私は数枚の督促状を見つけしました。
弟の元に届いていた、消費者融からの差し押さえ予告通。
そして、その類の真に、真しいクリアファイルに挟まれた枚の公な用が隠されていました。
表題には、はっきりとこう印字されていました。
『産無償譲渡』
そこには、私が額の費用をしてリフォームしたこの老宅の敷と建物の権利を、「全額、次男へ無償で贈与する」という条項が並んでいました。
末尾には、母の署名捺印だけでなく、かつて父がに使っていた古い実印の印が、まるで父の遺志であるかのように自然に押されていたのです。
の法事で親戚同が揃った瞬、母はこの偽りのを突きつけ、私から老宅の権利すら奪い取るつもりだった。
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ののを握りしめながら、私は暗ので静かに笑を浮かべました。
彼らはまだ何もらない。
父が遺言において、このとにどのような「法な防壁」を敷いて息を引き取ったのかを。
計の針は、午4を回ろうとしていました。
法事の幕ががるまで、あと数。
午半、初のたいが吹き抜ける、実のを親戚たちが次々とくぐってきました。
リフォームを終えたばかりの玄関には、母がどこから調達してきたのか、派な胡蝶蘭の鉢植えが飾られています。
そして、その奥から現れた母の姿を見て、私は胸の奥でたいものが固まるのをじました。
母は仕てのいい級な喪にを包み、その首元には粒の真珠のネックレスがくたいを放っていました。 元には、昨まで実に寄り付きもしなかった弟の翔太が、借りてきた猫のように殊勝な顔をして控えています。
「まあ、修さん、いところわざわざ……。あの子も葉のでんでいますわ」
母はハンカチで目を押さえながら、番乗りにやってきた修叔父さんに々とをげました。 その首には、私がかつて見たこともないゴールドの華奢なブレスレットが覗いています。
「義姉さん、随分と派な真珠ですね」
修叔父さんは靴を脱ぎながら、く抑えた声でそう言いました。