"「3人まとめて連れてけ」と年商1200万円の妻" 第20話
8分で1480万円。
教育資と活を守るための蓄えとして積んできただ。
隠さなかった。
隠すという考えがそもそも浮かばなかった。
浅井先には最初の面談でこう言われている。
「隠すと必ずでてきます。てきたに失うのは額ではなく信用の方です」
経理のにはその理屈が1番よくわかる。
帳簿は隠した側が必ず負ける。
それにこの分与で私が放すことになる分は、副業の何ヶかで戻る額だ。
このにとってはでも、私にとっては静かな暮らしの値段としてはい方だった。
浅井先が目録の次のへ移った。
「計の座が80万円。ご自宅は査定が1900万円で宅ローンの残りが1180万円。差額の720万円が財産になります」
浅井先が続けた。
「ご主の財形貯蓄。料から引きで積みてている分が200万円」
浅井先が計を読みげた。
「わせて2480万円。半分ずつにするとお11240万円になります」
みよ子がを乗りした。
「ちょっと待って」
みよ子が目録を指差した。
「この預、こののなんでしょ?」
浅井先が丁寧に説した。
「奥様のお名ですが、婚姻に得た収入で作られたものですので、原則として分与の対象になります」
みよ子が目録のを指でなぞった。
「じゃあかずやがもらえるの?」
浅井先が頷いた。
「はい。ご自宅とご主の財形をわせると920万円ですので、差額の320万円を奥様からお渡しする形になります」
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みよ子の顔がるくなった。
しかしそのるさが5秒で消えた。
みよ子がかずやを見た。
「かずや、お父さんの保険は?」
会議がもう度静かになった。
かずやは答えなかった。
みよ子がもう度言った。
「かずや、お父さんの保険、まだあるのよね」
800万。
みよ子が子を半分こちらへ回した。
「あるのよね」
かずやは目録のを見ていた。
かずやがい声で言った。
「使った」
みよ子のが半分いた。
「何に?」
かずやが線を泳がせた。
「、あと々」
みよ子の声がくなった。
「々って何を?」
かずやが顔をしかめた。
「だから々だよ」
浅井先が静かにを挟んだ。
「お母様、受け取りがご主であればその保険はご主ご自の財産です」
浅井先は静に続けた。
「使いを法に問うことは難しいといます」
みよ子がテーブルにをついた。
「そんな。私、あの子に老は配ないって言われて」
浅井先が毅然と答えた。
「その約束のはご族のお話になります」
みよ子はかずやの方を向いた。
7、このは息子が自分を養っていると信じていた。
信じていられたのは、通帳を1度も見なかったからだ。
私は何も言わなかった。
言う必がなかった。
7のあの、私は保険の類を1枚も見ていない。
見せてくれと言えるでもなかった。
見なかったことを今責める気にはならない。
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責めるなら7の自分を責めるべきだ。
ただ、こののでらないでいることが2に何をもたらしたかは、このの会議にはっきりていた。
みよ子は老の当てを失い、かずやは妻の収入を失った。
そちらも見なかったから失った。
がけて110の曜に引っ越した。
朝の8に業者が来て、昼過ぎには荷物が全部運びされた。
かずやは朝からかけていてにいなかった。
みよ子は自分の部のふすまを閉めたまま、1度もてこなかった。
見送るのいない引っ越しだった。
私が持っていったのは自分と子供たちのものだけだ。
具は置いていった。
計簿の19冊は段ボールに入れた。
ゆいが最に居のへくのが玄関から見えた。
引きしをけて何かをいて、それを元に戻した。
私が声をかけた。
「こう」
ゆいが振り向いた。
「うん」
しい部は浦駅のから歩いて3分の所にある。
41階建てのから10階ほどのところだ。
審査には確定申告の控えを3期分と会社の源泉徴収票をした。
保険会社を通して2で通った。
個事業の収入はで見せられなければないものと同じだ。
8分のがここで役にった。
4つ部がある。
優馬に1つ、ナツキに1つ、ゆいに1つ。
私は居の隅に机を置いた。
納戸ではない、扉のないみんなが通る所の机だ。
隠れて仕事をするのはもうやめようとった。