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"年収400万円の総務担当と6000万円の顧問契約" 第6話

送信した、私は彼の番号を着信拒否した。

ゆいが部から顔をした。

配そうな顔で私を見る。

「お母さん、誰かにいじめられてるの?」

私は首を振った。

「ううん。別に」

彼女は納得いかない様子だった。

「だって、さっきスマホを打つ顔、すごく怖かったよ」

私は娘を見た。

「宿題は終わったの?」

彼女は頷いた。

「終わったよ」

私は優しく言った。

「じゃあ、く寝なさい」

彼女は部に戻りドアを閉めたが、2秒、またドアがいた。

彼女は顔だけして言った。

「お母さん」

私は彼女を見た。

「うん?」

彼女はにっと笑った。

「さっきの顔、すごくかっこよかった」

ドアが閉まった。

私はそのドアを見つめ、しだけ笑った。

3、私は商事へ向かった。

に戻るためではない。

経理から、退職の支払いにあたって会社で受領確認にサインが必だと連絡があったからだ。

私が着いたのは午10

受付の若い女性社員は、私を見るなり何とも言えない表を浮かべた。

彼女は戸惑いながら声をかけた。

「さ、佐藤さん、こんにちは」

私は淡々と答えた。

「こんにちは。サインしに来ただけだから」

受付のソファで、事の林さんを待っていた。

するとエレベーターのドアがき、てきたのは林さんではなく、渡辺カイトだった。

から収数千万円で引き抜かれてきたという男は、今級そうなスーツを隙なく着こなし、髪を筋の乱れもなく固めている。

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彼は私に気づくと、を止めた。

彼は見ろすように言った。

「佐藤エミさん」

私はがった。

「渡辺副社。何をしに来たんですか?」

彼はややかに尋ねた。

私は答えた。

「退職の受領確認にサインを」

彼は私のに歩み寄り、ち塞がった。

「あなたが以担当していたという仕事リストを見ましたよ」

私は彼の目を見た。

「はい」

彼は偉ぶった態度で言った。

「正直に言って、あなたがくの仕事をこなしていたことは認めます。ですが、それらの仕事は本来1の総務担当がやるべきことではない。分かりますか?」

私は静かに答えた。

「分かっております」

彼はさらに言葉を続けた。

「あなたが12もそうしてきたのに、誰もその問題を正さなかった。それは経営の怠です。しかし、私が来たからにはこの乱れた状況を正常化させなければならない」

彼はもっともらしい顔を作った。

「あなたを解雇したのは個からではありません」

私は彼を見げた。

「はい。理解しております」

彼は満そうに頷いた。

「理解しているならよろしい」

彼は頷き、そのろうとした。

私は彼を呼び止めた。

「副社

彼は振り返った。

「何ですか?」

私はまっすぐに彼の目を見て尋ねた。

「正常化はみましたでしょうか?」

彼はぴたりとを止めた。

「何が言いたい?」

私は淡々と問いをねた。

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「8つの部署の仕事は、各部署に無事引き継がれましたか?プロジェクトの複は解決しましたか?今の財務諸表は完成しましたか?来週の取締役会の資料はどなたが準備を?」

私は1つ1つ、静かな調で問いかけた。

責めているわけではない。

ただ、事実を確認したかった。

彼の顔が変わった。

彼は吐き捨てるように言った。

「それは各部署が対応すべき問題です。あなたが配することではない」

私は軽くげた。

「それなら良かったです」

そこへ林さんがファイルを持ってエレベーターからりてきた。

彼は申し訳なさそうに言った。

「エミさん、ここにサインをお願いします」

私は彼から類を受け取り、名いた。

サインを終え、帰ろうとしただった。

を通りかかると、マーケティング部のオフィスから部鳴り声が聞こえてきた。

「どう調してるんだからないが、来週曜の発表会の会がまだ決まってないってどういうことだ!は佐藤さんが1ヶには全部押さえてくれてたぞ。どうなってるんだ!」

今の騒ぎを聞いても、私はを止めず歩き続けた。

エレベーターホールで、元の同僚だったさんに呼び止められた。

彼女は周りを気にしながら声で言った。

「エミちゃん、絶対に会社に戻ってくるって言っちゃだめよ」

私はを止めた。

「どういうこと?」

彼女は打ちするように言った。

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