"退職したら、双子を任された" 第10話
千尋と民も見をし、町は半の試を認めた。
最初の、郵送の宛先を件違えた。私は自分で謝罪にき、個報の扱いを見直した。成果だけではなく、失敗を処理する責任も自分の仕事だった。
の終わり、館から正式採用の試験を受けないかと勧められた。齢制限はなかった。格すれば、もうではなく、歳まで働ける能性があった。
胸がいた。だが私はすぐ応募しなかった。ここに残りたい気持ちと、隆との暮らしをもう度作りたい気持ちは、どちらも本物だった。族のために諦めるのでも、自由を証するために残るのでもなく、今の自分が何を終え、何を続けたいかを考えた。
最終に試験は受けなかった。千尋が翌度の主任候補となり、私は引き継ぎに半を使うと決めた。帰る選択は敗ではない。自分でただけが、自分で帰ることもできる。
「が濃い」と私が言うと、夫は「毎べるわけじゃない」と反論した。私は作り直さなかった。
夫婦は同じをべることでしか続けられないわけではない。それぞれが自分の事を作り、々同じ鍋を囲む形もある。
目の、青葉町の移図館にしい留所が増えた。町れの子育て支援宅で、利用者のくは未就学児と親だった。
私は読み聞かせのを作ったが、最初は子どもがり回り、本を最まで聞かなかった。
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図館で成功した方法を変え、分だけのい話と、親がで本を選べるを組みわせた。
利用者のが、「祖母に預けられず仕事を辞めた」と話した。別のは、祖母へ頼りすぎて関係が悪くなったと悩んでいた。
私は自分の族を正解として語らなかった。保育園、族、病児保育、働き方は、域や収入によって選べる範囲が違う。ただ、助けるのを確認せず計画へ入れると、誰かの活が見えなくなることだけはっていた。
その、耶が週入院した。急な術が必になり、智也は仕事と双子の世話を同に担うことになった。
智也から、帰ってきてほしいと話があった。私は勤務表を確認し、からなら休めると答えた。
「からは無理なの?」
「は学への巡回がある。代わりを探すが必よ」
智也は満を言いかけ、止めた。病児保育、隆、耶の母親と予定を調し、最初のをつないだ。
私は約束したに帰り、だけ双子を預かった。朝から夜まで世話をし、事を作り、病院へも連れていった。
初の夜、葵が母親に会いたいと泣いた。私は絵本を読んでも眠らない孫を抱き、退職祝いのにの保育を軽く考えた族へのりをいした。同に、この温かいさをしいとった。
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断ったことと、孫をしていることは矛盾しない。私は葵へ「お母さんも会いたいとっているよ」と言い、耶が録音しておいた声を聞かせた。
目、智也は仕事から帰っても携帯話を見続けた。私は夕の片づけを頼んだ。息子は疲れていると言ったので、私も朝からいていると答えた。
「母さんはだけだろ」
「だから、目からあなたが続けられる形にするの。私が全部えて帰れば、困るのは耶さんよ」
智也は渋々、器を洗い、翌の子どものを用した。目には自分から保育園の連絡帳をいた。文章はく、着替えを組入れ忘れたが、先は分を園の予備で補ってくれた。
完璧にできるが現れるまで母親が担うのではない。失敗しながら父親になるを、周囲が奪わないことも必だった。
目の夜、智也は「このまま母さんがにいれば」と言った。
「、へ戻る」
「耶はまだ退院したばかりだ」
「あなたは週休暇を取れる。お父さんは迎えを増やせる。必なら事代も頼める。私は約束したを伝った」
智也は以のように、孫がかわいくないのかとは言わなかった。翌週は自分が休み、耶の回復を支えた。
耶は退院、私へ礼を言った。そして、の費用請求について謝った。
「あのは、自分の仕事を守るために、お義母さんの仕事をなくしていいとっていました」