"退職したら、双子を任された" 第2話
あなたは好きにすればいいと言ったでしょう」
夫は覚えていないと言った。実際には、私が話しているもテレビを見ていた。妻の退職の希望は、現実になる話として聞いていなかったのだ。
の青葉町は千ほどで、常設図館の職員がりない。私は図館で児童サービスと移図館を担当した経験があり、半の選考を経て採用された。
「歳で単赴任なんて、普通じゃない」と智也は言った。
「子どもがさい、父さんは単赴任した。私は仕事を続けながら、あなたと妹を育てた」
「父さんは族のためだろ。母さんのは趣じゃないか」
仕事を続ける父親は族のためで、母親の仕事は趣。、何度も聞いた考えだった。
耶は泣きそうな顔で、「私は復職できなくなる」と言った。双子の保育園申請は競争が激しく、度辞退すれば同じ園へ戻れる保証はない。
「まだ類をしていないなら、の朝すぐ訂正して」
「話で祖母が見ると伝えてしまいました。今さら話を変えたら、信用を失います」
「引き受けると度も言っていないを、保育者として伝えた方が問題でしょう」
耶は黙った。私は彼女だけを責めるつもりはなかった。智也も隆も、私が断らないと分かっているから話をめた。
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祝いの席はそこで終わった。帰宅、隆は契約を何度も読み、「違約を払って断れ」と言った。
「私が自分で応募し、自分で署名した契約よ」
「夫婦で決めることだろ」
「孫を毎預かることは、私に聞かず決めたのに?」
隆は話をそらし、のは危険だ、慣れないで倒れたら迷惑だと言った。配の形をしているが、結論は最初から同じだった。私がに残ることだけが正しい。
その夜、娘の麻から話が来た。智也が族のグループチャットへ《母さんが孫を捨ててへく》といたのだ。
「お母さん、本当にくの?」
「く」
「どうして私にも言わなかったの」
「言えば、止められるとったから」
言いながら、私は自分も族を信用していなかったと気づいた。勝に決めた点では彼らと同じだと責められるかもしれない。ただ、私が決めたのは自分の仕事とむ所であり、誰かのを拘束する計画ではなかった。
麻は話の向こうでしばらく黙り、「私は止めない。でも、お父さんときちんと話して」と言った。彼女が配していたのはではなく、私が何も満を言わず、ある突然いなくなることだった。
翌朝、私は隆へ枚のを渡した。へく理由、契約期、居、帰省予定、それから留守に夫へ頼みたいの管理をいたものだった。
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だけで争えば、最はいつものように私が折れる。今回は、話しう項目を目に見える形にした。
隆はを半分まで読み、「俺に事を押しつける覧か」と机へ置いた。私は、ゴミしも郵便物の確認も自分が暮らすのことだと伝えた。夫は、妻がを空けるせいで増える仕事だと言い返した。
そこで私は、これまでの週に自分がしていた事をきした。朝と弁当、洗濯、浴の掃除、用品の補充、義母の施設への連絡、町内会の回覧。隆が自分の仕事だと考えていたのは、回の資源ごみとの油だけだった。
「退職したら、これに孫の世話が加わる予定だったのよ」
隆は覧を見たまま、仕事とは違うと言った。事はので済み、休みながらできる。私は反論せず、翌から夫の弁当を作るのをやめた。嫌がらせではなく、自分の退職準備と引っ越し続きをするが必だった。
目、隆はコンビニ弁当に飽きたと言った。私は蔵庫に卵も野菜もあると答えた。夫はその夜、焦げた目玉焼きを作り、流しへフライパンを置いたまま眠った。翌朝、私が洗わずにいると、初めて自分で洗った。
きな理解ではなかった。だが、自分の便を自分で片づける最初の回だった。
翌朝、私は耶と緒に役所の保育課へった。息子夫婦の続きへ勝に介入するためではない。
耶が、祖母の都で事が変わったと説したいので同席してほしいと頼んだからだ。