"19年間の嘘を暴いた1枚のDNA鑑定書" 第6話
そしてその内容を目にした瞬、彼女の元に歪で醜悪な笑みが広がった。
『父権肯定確率 99.999%』
鑑定結果は、疑いもなく彼らが宗の子供であることを証していた。
それはつまり、あの素らしい才能を持つ才たちが、法に神崎の所物となり得ることをしていた。
「を回しなさい。今すぐに!」
芳は執事に鳴りつけると、派だがどこか品のない毛皮のコートを羽織り、これから戦に赴く将軍のような壮なまでの決を浮かべて敷をにした。
真由と子供たちが滞しているのは、京の絶景を望できるパークハイアット京のロイヤルスイートだった。
最レベルのセキュリティを誇るその所も、神崎グループの女帝である芳のでは無力だった。
「神崎グループ会の母、神崎芳だ!をけなさい!」
ロビーで声で喚き散らし、彼女は周囲の制止を振り切って引にエレベーターへと乗り込んだ。
ホテルのマネージャーが困惑した表でを追うが、真由本から「通してあげて」という内線が入ると、ようやくその騒ぎは収まった。
エレベーターが超速で昇していく、芳は鏡に映る自分の姿を見て髪を撫でつけた。 その瞳は、獲物をにした捕者のようにギラギラとした欲望と傲さでっていた。
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スイートルームの扉がくと、広なリビングのソファに腰掛け優雅にティータイムを楽しんでいる真由とマダム・ローズ。 そしての子供たちの姿が目にび込んできた。
真由はティーカップをソーサーに置くことなく、線だけをげて芳を見据える。
その瞳には、驚きや恐怖といったは切なく、ただ退屈な侵入者を迎えるかのような気だるげなだけが浮かんでいた。
その態度が気にわない芳はを鳴らしながら、リビングの央へとズカズカと踏み込んでいく。
のまま価なペルシャ絨毯を踏みつけながら、彼女はテーブルのに持参した鑑定の入った封筒を叩きつけた。
の束が音もなくテーブルのに散らばる。
「これはどういうご乱ですの?お義母様」
真由が静かに尋ねた。 だが芳は聞こえないふりをして、ソファにふんぞり返るようにどっかりと腰をろした。
「ご乱ですって?この私がい孫たちの顔を見に来て、何が悪いというのかしら。も今も、本当に育ちの悪い女ね、おは」
芳の声は毒を含んでいた。 彼女は子供たちの顔を、まるで品定めでもするかのようになめ回すように見つめる。 特に男の湊を見るには、満そうに何度も頷いた。
「おがいくら掻こうと、血はよりも濃いということよ。
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この子たちは私の息子、宗の種。そして々神崎グループの継者。さあ、今すぐ荷物をまとめて本に来なさい。私が直々に帝王学というものを教えてやるわ」
そのあまりにも顔無恥な求に、マダム・ローズは呆れたように乾いた笑いを漏らした。
しかし真由は依然として表を変えることなく、散らばった類の枚を指先でつまみげた。
「DNA鑑定ですの?法に採取された検体での鑑定など、法な効力は切ないということはごのはずですが」
真由の声は温度をじさせなかった。
「おお、笑わせるんじゃないよ。この本で、この神崎にできないことがあるとでもっているのかい?私が声かければ、おのような女、芥のように消しることなど造作もないことだ。この子たちは私が引き取り、真の支配者としての教育を施す。おのような卑しい母親ので育つには、あまりにも惜しい逸材だからね」
芳の暴言は止まるところをらなかった。
そのだった。
ソファの隅でノートパソコンを操作していた玲奈が顔をげ、使のようにらしく微笑んだ。
「お祖母様のおっしゃる通りですわ。私たちは本当に素らしい逸材ですもの」
その言葉に、芳は得げにを鳴らす。
「当たりだ。これからはこの私が礼儀作法から叩き直してやる」
「でもお祖母様、私たちがこれまでどんな教育を受けてきたか、ごですの?」