"鶏小屋の少女を閉じ込めた叔父と百億円の元孤児" 第9話
ともかさんとかカリンちゃんとテンと、ずっとずっと緒にいたいってっていました」
ともかは俺の目を見て、真剣に話を聞きながら頷き、静かに話を始めた。
「私、久則さんに救ってもらって、こうして活しているうちに、久則さんに特別な気持ちを持っていたことに気がつきました」
俺は驚いてともかを見た。
「えっ」
ともかは微笑みながら続けた。
「久則さんはまだ失ってないですよ。あなたには、誰よりも優しいが残っています。私は久則さんがどんなであっても、その優しさに惹かれました」
俺は胸がくなり、言葉を絞りした。
「ともかさん、ありがとう。俺もともかさんのことが好きです」
いを伝えった、俺はさっきのことをともかに相談することにした。
「実は、会社に戻ってきて欲しいと言われているんです」
ともかは静かに頷いた。
「そうだったんですね」
俺は自分の責任について語った。
「あの会社は俺が作ったもので、俺には責任があるとっています」
ともかは満面の笑顔で背を押してくれた。
「それでいいじゃないですか。久則さんの経験を、これからので会社や社会にかして欲しいです。私も全力で協力します」
ともかがそう言った、入りからさな声がした。
「カリンも!」
俺はり寄ってきたカリンを抱っこし、テンのを撫でながら言った。
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「ありがとう。何よりいよ」
俺はそののうちに直に連絡し、今のことを相談して、無事会社に復帰することを決めたんだ。
告から3ヶが過ぎた。
俺は週の半分を会社のくで過ごし、残りの半分をともかたちと緒に過ごしていた。
はそのままともかたちに使ってもらい、農園もやってもらっている。
ともかは笑顔で俺を送りしてくれた。
「こっちのことは任せて」
カリンも元気にを振った。
「カリンもよ!」
い言葉に支えられながら、俺は仕事に打ち込むことができた。
そして俺は、ついにともかにプロポーズすることを決めたんだ。
そのは夜だった。
満が夜空に浮かぶ、俺とともかは2で縁側に座っていた。
ともかがを見げて言った。
「綺麗ですね」
俺もを見つめた。
「そうですね」
ともかはお茶をみながら聞いた。
「仕事の方は順調ですか?」
俺は笑顔で答えた。
「おかげ様で順調です。しい事業もんでいます」
ともかはホッとしたように笑った。
「よかった」
ともかは再び笑顔でを見つめた。
「綺麗ですね」
俺の言葉に、ともかは照れた様子で顔を赤くしている。
ともかが静かにをいた。
「久則さん、私、今すごく幸せなの。久則さんが私にをくれた」
俺は首を横に振った。
「それは俺のセリフだよ。ともかさんがくれたから今がある。
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俺と結婚してほしい」
俺はポケットからさな箱を取りし、指輪を差しした。
ともかは指輪をに取り、涙をこぼした。
「嬉しい。ありがとう」
そう言って、ともかは指輪をの薬指にはめた。
ともかはを空にかざして微笑んだ。
「綺麗。すごく綺麗だね」
この、俺たちは本当の族となり、緒のを歩むことを誓ったんだ。
翌、結婚を決めたことをカリンとテンに報告した。
カリンは目を丸くしてんだ。
「え、本当?本当に?お姉ちゃんと久則さん結婚しよ!」
俺はカリンのを撫でた。
「ああ、これからはみんなで族だ」
カリンはびねた。
「やったー!」
その、からも声が聞こえた。
「よかった、本当に良かった」
が涙ぐみながらっていた。
俺たちは笑いった。
「ありがとうございます」
みんなに祝福されながら、俺たちの族としてのが始まった。
あれから10が経った。
俺がやってきた農園は、カリンのアイデアで「テン農園」と名付けられた。
今は農業を目指す若者だけでなく、何歳でも携われる農園として、毎たくさんのたちが訪れてくれている。
この農園の管理者は、きく成したカリンだ。
カリンは来訪者に向かって元気に挨拶した。
「皆さん、今は苗を植えていきます!」
カリンは学になり、休みのは農園を訪れたに農業のノウハウを教えてくれている。
所のみんなも伝ってくれて、アットホームな雰囲気が魅力だ。