"鶏小屋の少女を閉じ込めた叔父と百億円の元孤児" 第5話
の言葉を聞いて、俺はぽつりと呟いた。
「そういうもんなんだよ」
俺はくを見つめるように言った。
「ってのは、みんないいばっかりじゃない。自分たちの私利私欲のために、子供たちの権利も財産も奪っていく」
は配そうに俺の顔を覗き込んだ。
「久則、お何かあったのか?」
配そうに見ているにはっとした俺は、慌てて誤魔化した。
「まあ、般な話っていうか……」
俺がともかに線を向けると、彼女はさくなってを向いていた。
ともかは自分を責めるように言った。
「私がもっとしっかりしていれば、私がすれば、カリンを守れたのに……」
俺はそんなともかに向かって、い調で言った。
「守るってことはさ、1で背負うことじゃないよ」
俺は優しく微笑んだ。
「でもまずはさ、して暮らせるようになるまで、うちで暮らしてくれていいよ」
ともかは驚いて顔をげた。
「えっ、そんな……ご迷惑になりますし」
自分でもびっくりするような提案だった。
でも、このの俺は、ともかとカリン、そしてテンにこれ以幸になって欲しくないとからっていたんだ。
俺は部を見渡しながら言った。
「俺、どうせ1でこのにんでいるので、使ってない部もあります。慮しないでください」
俺は照れ隠しにを振った。
「変なことは全然考えていませんから」
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も笑顔で押ししてくれた。
「久則はから来ただが、しっかりした奴だ。信用できるぞ」
にそう言ってもらえることは嬉しかった。
それでも躊躇しているともかのを、カリンが引っ張った。
「カリン、久則のところがいい」
テンもそれに賛同するように、ワンと元気よく鳴いた。
い1と1匹の説得に、ともかはついに折れた。
ともかはくをげた。
「じゃあ、ご迷惑にならないようにします。おのこともさせてください」
こうして、俺たち3と1匹の活が始まったんだ。
それからの々は穏やかだった。
ともかとカリンは、うちの農園を伝ってくれるようになった。
ともかは料理や掃除、洗濯などの事全般をこなしてくれた。
カリンはともかが洗った洗濯物を干したりと、自分にできることを懸命頑張ってくれた。
俺は申し訳なくい、ともかに声をかけた。
「そんなことしなくてもいいのに」
俺はので、これじゃあ浩司のにいたと変わらないとっていた。
しかし、ともかは笑顔で首を振った。
「いえ、私が好きでやってるだけですから」
ともかは謙遜するように笑った。
「それに、まだまだですから」
どうやらともかは、自分には事スキルがないとっているようだった。
俺は慌てて否定した。
「そんなことないですよ。ご飯は美しいし、だってピカピカじゃないですか」
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俺は綺麗に畳まれたを指差した。
「洗濯物はシミや汚れもしっかり取れてる。これって才能だとうんですよ」
俺は苦笑いしながら自分の失敗談を話した。
「俺なんて洗剤をぶち込みすぎて、洗濯を壊しそうになったくらいなんで、すごいといます。純粋に」
ともかは議そうな顔をした。
「才能ですか?」
俺は力く頷いた。
「そうです。これは派なともかさんの才能です。自分のことそんなに卑しないでください」
俺はこのも、何度もこの言葉をともかに伝えていくことになる。
俺はともかの目を見て真剣に言った。
「ともかさんはダメななんかじゃない。あなたは本当に素らしいです」
俺がこう言うと、カリンも緒にともかに抱きついた。
「お姉ちゃんは素敵な。美で優しくて、好き」
カリンのを撫でながら、ともかは目に涙を滲ませた。
「久則さん、カリン……」
こうして、ともかはしずつだが、自分を卑することはなくなっていった。
朝になると、カリンが俺の部の襖をけた。
「久則さん、朝だよ!」
朝はともかの元気な声で目が覚めるのが課になった。
俺が起きて居にくと、おにぎりがテーブルに並んでいる。
俺はそれをかじりながら、3で農園へ向かう。
俺はおにぎりを頬張りながら言った。
「うん。うまいなあ」
ともかは嬉しそうに微笑んだ。
「ありがとうございます。今はがりそうですね。