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"五千万円の保険金を狙った実母と十三歳の孫のリュック" 第2話

私は涙をこらえ、力く言った。

「何があってもおばあちゃんがあなたたちを守るから」

そうした瞬、私ので1つの覚悟が決まった。

私がこの子たちを育てる。

65歳という齢で、これから育ち盛りの3の子供を抱えることがどれほど変か、像はついた。

私のとわずかな蓄えだけでやっていけるのかというもあった。

それでも、この子たちを施設に入れたり、に委ねたりすることなど絶対にできない。

葬儀は慌ただしくわれた。

しみに包まれる、親族や健の会社の同僚たちが弔問に訪れた。

そので、際異彩を放っていたのが、ゆみの母親である田幸子だった。

幸子は葬儀の最、ハンカチを目に当てて声で泣き崩れるような素振りを見せていた。

しかし、私がよく見ると、その目には涙は浮かんでいなかった。

それどころか、参列者からの典の額や葬儀の規模を、やたらと気にしているようだった。

そして親族が控に集まった、幸子は私の隣に座った。

幸子はまるで世話でもするかのように、あの言葉をにしたのだ。

「幸子さん、あの子たちは私が見ますから、遺産と賠償続きは私に任せてくださいな」

私はを疑った。

娘をくしたばかりの母親が発する言葉とは到底えなかったからだ。

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私は幸子の顔をまじまじと見つめた。

幸子は以からし見栄っ張りで、銭に執着する傾向があることはじていた。

ゆみが健と結婚するも、結納居の広さについて々としをしてきた。

ゆみが困り果てていたことも、私はっている。

しかし、こんなにまでおの話をするなんて。

しかも、あの子たちは私が見ると言いながら、幸子の目は3の孫たちの方を1度も見ていなかった。

幸子はただ私の反応をうかがうように、私の顔を見つめていたのだ。

私はきっぱりとした声で返答した。

「幸子さん、あの子たちのことは私が引き取ります」

私は幸子の目を見据えた。

「健とゆみさんが残してくれた切な宝物ですから」

私がそう言うと、幸子は瞬、舌打ちをするような表を見せた。

幸子は満げにを尖らせた。

「あら、子さん。あなたも65歳でしょ」

幸子は私の顔をで笑うように見た。

「育ち盛りの子供を3なんて、体力に無理に決まってるじゃないですか」

幸子はさらに言葉を続けた。

「それにこれからの学費だってバカにならないんですよ」

幸子は自分の胸を張った。

「私ならまだまだ若いですし、パートにもられますから」

私は絶対に譲らないというを込めて、首を横に振った。

「いいえ、私が育てます」

幸子の底の悪さを、ゆみから何度か聞いていたからだ。

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もし彼女に孫たちを預ければ、遺産や賠償だけを奪われるだろう。

子供たちがまともなを受けられなくなるのは、を見るよりらかだった。

そのは親族の目もあったため、幸子は満げな顔をしながらも引きがった。

しかし、そのの彼女の氷のようにたい線を、私は忘れることができなかった。

こうして、私と3の孫たちのしい活が始まった。

最初のうちは、しみを乗り越えることで精杯だった。

夜になると、美穂や陸は両親をして泣きした。

私は夜通し背をさすりながら、子守唄をった。

は夜に1でこっそりとトイレに起き、声を殺して泣いていた。

私はそれに気づかないふりをしながら、で彼と緒に泣いた。

続き、役所での様々な類の変更。

やるべきことはのようにあり、私はしみに浸る暇もないほど忙しくき回った。

からので、信頼できる弁護士の誠にお願いして、複雑な法続きはサポートしてもらった。

4かが経ち、ようやくしずつしい活のリズムが掴めてきた頃だった。

孫たちのの傷も、表面しずつ癒えてきているように見えた。

しかし、彼らは決して自分たちがんでいたの話をしようとはしなかった。

私が気遣うように尋ねた。

「あっちのに何か忘れ物はない?」

3は顔を見わせ、首を横に振るだけだった。

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