みかん小説
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"義妹の投資話に判は押さない" 第2話

莉乃の笑みが、ほんのわずかに凍りついた。

「な、何言ってるのよ。融庁って……」

「『無登録で融商品取引業をう業者』の警告事業者覧です」

私はスマートフォンを取りすと、慣れたつきで融庁の公式ページをき、画面をテーブルの央に置いた。そこには、赤字で調された警告文と共に、パンフレットにかれた会社名と代表者名がはっきりと記載されていた。

資法第2条により、登録を受けていない事業者が元本保証や確定利回りを約束して資を集めることは確に禁止されています。パーセントの確定利回りを謳うこと自体が、本の融商品取引法および資法に抵触する違法な勧誘為です。さらに、このパンフレットには目論見の交付義務に関する記載も、信託保全の仕組みについての説切ありません」

私は淡々と、しかし点の狂いもない事実を並べてた。

「つまり、この案件は投資ではなく、資法違反の疑いが極めてい違法な集スキームです。ここに百万円を振り込めば、運用益どころか元本すら円も戻ってこない能性が限りなく百パーセントにいでしょう」

料亭の個に、しんと静まり返るような沈黙が訪れた。

莉乃の顔から瞬で余裕のが消えり、と赤が入り交じったような斑模様に染まっていく。

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「な、何よそれ!智さん、適当なネットの報でを罪扱いしないでよ!これは私が信頼できるルートから仕入れた特別な案件なの!素の経理がったかぶりして邪魔しないで!」

「素ではありません。私は国資格を持つ財務の担当者として、々このような契約の法リスクをチェックしています。プロの運用会社が、融庁の警告リストに載るような真似をするわけがありません。それから……」

私は健太の方を向いた。

「健太さん。百万円の預は、あなたと私が毎切り詰めて積ってきた切な財産です。来予定している居のであり、将来の子供のための教育準備です。根拠のしない違法なスキームに渡すおは、円もありません」

「な……!」

悦子が勢いよくがった。塗りのテーブルがカタリと音をて、お茶の入った湯呑みが揺れた。

「智さん!あんた、よくもそんなが叩けるわね!今は私の歳の祝いの席なのよ!?莉乃が親をってててくれたプランを、そんな犯罪者扱いみたいな言い方で踏みにじるなんて……!あんたは浅野に嫁いできたのに、いつまで儀で酷なの!?」

「お母さん、論と法リスクは別の問題です。私は浅野の財産と、私と健太さんの活を守るために事実を申しげているだけです」

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「おふくろ、落ち着いて……智も、もうし言い方があるだろ……」

健太がオロオロと両者のを往復させる。しかし、私の提示した融庁の画面と、論理な説には、莉乃もそれ以まともな反論を展することができなかった。

「……もういいわよ!せっかくお母さんのために尽くそうとったのに、こんな血なお義姉さんに邪魔されるなんてわなかった!お母さん、帰ろう!こんなの悪いお祝い、もう続けられない!」

莉乃はのパンフレットと類を力任せに鞄に押し込むと、唇を噛み締めながらがった。悦子もまた、私を射殺さんばかりの目つきで睨みつけながら、莉乃のに続いた。

「健太、おは本当にけない男ね。こんな嫁の言いなりになって、実の母親と妹を傷つけて……覚えておきなさい!」

吐き捨てるように言い残し、は部していった。

残された個には、めきった会席料理と、気まずい沈黙だけが残された。

健太はを抱え、いため息をついた。

「智……お、いくら正論でも、もうし言い方があったんじゃないか?おふくろも莉乃も、別に悪気があって言ったわけじゃないんだし……そんな、犯罪者扱いみたいな言い方しなくても……」

「健太さん」

私はまっすぐに夫の目を見た。

「悪気があるかどうかは問題ではありません。

実際に起きようとしていたのは、の命である百万円が消えてなくなるという現実です。

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