"ソファの下のピンクのスマホ" 第7話
そして最、その会社で自然な注費について社内調査が始まっているという報がていた。
ただし、それと優奈さんへの送がつながっている証拠はまだない。
「ここから先を勝に犯罪だと決めつけてはいけません」
弁護士は何度もを押した。
「必なら警察や税務当局が確認します。々がするのは、確認できた事実を理することです」
私は頷いた。
以なら、気に乗り込んで全部叩きつけてやりたいとっていた。
けれど今は違う。
より証拠。
鳴り声より記録。
その方が、優奈さんにはずっと効く。
数。
雄がで私のへ来た。
「母さん」
「どうしたの?」
「婚しようとう」
その表には、まだ苦しさが残っていた。
けれど以の怯えた目ではなかった。
「会社のことも、逃げないで理する」
私は何も言わず、肉じゃがを温めた。
卓へ置くと、雄がし笑った。
「またこれ?」
「嫌ならべなくていい」
「べるよ」
その夜。
息子は久しぶりに茶碗を空にした。
優奈さんの誕は、その翌週だった。
例なら友や親戚を集め、級料理で派に祝っていたらしい。
しかし今、雄は数の宴会を断り、両のい親族だけで話をしたいと伝えた。
優奈さん。
翔太。
雄。
私。
そして弁護士。
所も、広ではなくさな個だった。
優奈さんは最初、満そうだった。
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「誕に弁護士まで呼ぶなんて、何なの?」
雄は答えなかった。
事が始まって30分ほど経ったところで、弁護士が封筒をテーブルへ置いた。
「今は雄さんの代理として同席しています」
優奈さんの顔が変わった。
雄が静かに言った。
「優奈。婚したい」
彼女の箸が止まった。
「何言ってるの?」
「佐々さんのことはってる」
今度は翔太が顔をげた。
優奈さんは私を睨んだ。
「お義母さんが何か吹き込んだんでしょう」
「違う」
雄が初めてい声をした。
「俺は半からってた」
優奈さんの表が凍った。
「っていたの?」
「怖くて黙ってただけだ」
雄は自分のを見つめた。
「会社の株を売るって言われて、社員まで巻き込むのが怖かった。でも弁護士に確認した。俺がってたほど、君は会社を自由にできない」
優奈さんの顔から血の気が失せた。
弁護士は淡々と資料を並べた。
貞関係を示す写真。
夫婦財産から優奈さん個座へ移った能性がある資。
翔太の会社へ流れた。
ホテル運営会社の登記。
「現段階で刑事事件だと断定しているわけではありません」
弁護士は言った。
「しかし夫婦共財産については返還・清算を求めます。また佐々氏との関係については慰謝料請求を検討します」
翔太がちがった。
「姉ちゃんから借りただけだ!」
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「なら契約はありますか?」
「約束だよ!」
「返済計画は?」
翔太は答えられなかった。
雄が静かに尋ねた。
「俺のも混ざってるのか?」
優奈さんは唇を噛んだ。
「活費なんだから、私がどう使おうと――」
「を売ったまで使うつもりだった?」
その言で、彼女は黙った。
雄は目を閉じた。
「やっぱり本当だったんだな」
その声にはりより疲れが滲んでいた。
優奈さんは突然私を見た。
「全部あなたのせいよ」
私は首を振った。
「違うわ」
「あなたがスマホを見なければ!」
「私が見なかったら、倫がなくなったの?」
彼女は何も言えなかった。
「2000万円の送も、を売る相談も、全部消えるの?」
沈黙。
私は続けた。
「私はあなたを追い詰めたいからここにいるんじゃない。雄が自分で決めるために、隠されていたことを表へしただけよ」
翔太が席をとうとした。
その、弁護士が言った。
「野さん。ホテル会社へ入った資についても確認が必です。今正式な照会が入る能性があります」
翔太のが止まった。
「何で?」
「佐々氏からお姉さんへ入り、その直にあなたへ移った額が複数致しています。違法だと決めつけるつもりはありませんが、説できる資料は用しておいた方がいいでしょう」
翔太は座り直した。
さっきまでの勢いが消えていた。
その夜。
話しいは結論までかなかった。
だが帰り際、雄が優奈さんへ言った。
「から、俺はをる」
優奈さんが驚いた。