"家族席から外された弟" 第4話
「これに署名すれば、駅ビルの記事は直せる。統括料理という肩だけ残す。料も万円げる。それで戻れ」
兄の提案は、これまでの曖昧さをしい曖昧さで包むものだった。確認には、私が舗の商品発へ全面に協力し、レシピと製造方法を会社へ提供するとかれている。方、役員にするとも、発料を払うともかれていなかった。
「最初の申請には、誰が私の経歴をいた?」
「コンサルタントだ。俺は細かい表現まで見ていない」
事務所の奥で、恵理が受話器を置く音がした。兄は彼女の方を見なかった。
父がで机を叩いた。「章平。族、だ」
その文字は、私を戻すために使われてきた。私は父のへ帳と与細のコピーを置いた。
「族だから、父さんが倒れたに戻った。族だから、由佳の最期のかも朝だけへた。だけど会社は私を週のパートとして扱った。必なだけ族に戻すのは、もう終わりにする」
母が泣きそうな顔で、「お父さんにそんな言い方をしなくても」と言った。
「父さんを責めたいんじゃない。父さんが話せないことを利用して、誰が決めたのかを尋ねている」
兄は確認を丸めた。「駅ビル側へ余計な連絡をしたな。契約が駄目になったら、従業員全員ので理由を説しろ」
「説する。私が同していない経歴を訂正してほしいと言った、と」
広告
その、事務所から恵理がてきた。彼女は青ざめ、スマートフォンの画面を私へ向けた。駅ビルの担当者から届いた確認依頼だった。添付資料のページ目だけが見えている。
《商品発責任者就任承諾》
末尾には私の署名があり、印鑑まで押されていた。
署名は私の字ではなかった。しかし印には見覚えがあった。妻がくなったあと、学や病院の続きに使ってきた、私個の認印だった。
「どうして、これがある」
誰も答えなかった。
父がゆっくり顔をげた。そして、きにくいではなくで、母を指した。
母はしばらく否定した。父が何を指しているか分からない、薬のせいで混乱しているのだと言った。だが私が警察という言葉をすに、自分から子へ座り込んだ。
「印鑑を押したのは、私よ。でも、名をいたのは恵理さん。雅に頼まれたの」
母は半、私ので澪の学類を預かった、引きしから認印を持ちしたという。兄から、舗の審査に章平の調理経験が必だ、本もいずれ納得すると聞かされていた。母は度断ったが、父のを残す最の会だと言われ、押印した。
「犯罪みたいに言わないで。族の会社の類でしょう。あなたが働くなのよ」
「私が同していない類だ」
「でも、駅ビルにがれば澪ちゃんだって誇れる。
広告
由佳さんの料理が残るのよ」
妻の名をされた瞬、私は声を失った。母は善だけでいたのではない。兄の事業が失敗すれば、父のも自分の老もになる。その恐れを、き妻と孫のためという言葉で正当化していた。
兄は、類を作った責任は支援のコンサルタントにもあると言い始めた。しかし恵理が、「私が章平さんの賀状を見て署名をまねた」と認めた。申請期限の、コンサルタントから本署名が必だと連絡され、兄に急かされたという。
「私は、雅さんがもう話をつけているとっていました」
「嘘をつくな。おまえも分かっていただろ」と兄が鳴った。
夫婦は私ので責任を押しつけった。父は机に肘をつき、目を閉じた。私はそので結論をさなかった。承諾の写しを正式に求め、自分は署名も押印もしていないという面を駅ビル側へ送ると伝えた。
「待て。族で直せる話をへ持ちすな」
「の会社へした類だ。もうのの話じゃない」
翌、私は弁護士の法律相談を利用した。弁護士は、署名と印鑑の無断使用はだが、何を求めるのかを理する必があると言った。刑事事件として相談する選択肢、類の無効確認と訂正を求める方法、雇用問題を別に扱う必があること。族だから自に軽くなるわけでも、印鑑が押されているから私のと確定するわけでもない。