"ドアの黄色の付箋" 第11話
ガシャン、とよい破壊音が響いた。
あのから、半が過ぎた。
裁判所の法廷で宣告された判決は、いものだった。 田修に懲役。義母・美代子に懲役。
裁判もは互いに醜く責任を擦り付けい、傍聴席にいた親族たちからも完全に絶縁された。修が偽造した額な保険は当然ながら無効となり、彼が抱えていた千百万円の借は、すべて破産した修自が背負って刑務所へ入ることとなった。
神弁護士の完璧な法続きのおかげで、婚届は無事に受理され、私の事なマンションに破産管財や債権者のが及ぶことはミリもなかった。
「理さん、本当にお疲れ様でした。これで、すべて終わりましたよ」
判決の、裁判所ので神弁護士と力い握を交わした。麻も「本当に良かった……!」と涙を浮かべて抱きしめてくれた。
私ののにあったのは、激しいの波ではなく、静かでどこまでも澄み切った青空のような爽だった。
季節は巡り、初の爽やかなが吹く朝。
私はしくリフォームした自分の部で、淹れたてのコーヒーをわっていた。
修と美代子が触れた具やソファはすべて処分し、壁も全面張り替えた。あの甘ったるい嫌なの匂いも、毒入りのスープの記憶も、今やこの部には欠片も残っていない。
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玄関のドアには、キーレスの最型・顔認証スマートロックを取り付けた。 もう度と、鍵を複製されて勝に侵入される配はない。
勤のため、私は鞄をに取り、玄関へ向かった。
ドアをける、ふと線がドアノブの横へと向いた。
かつて、あの黄い付箋が何度も何度も貼り付けられていた所。 「来ましたがお留守でした」という、偽りと図に満ちた切れが残されていた属面。
私はそっと、そこに自分の指先で触れてみた。
ひんやりとした属の滑らかな触だけが、伝わってくる。 そこにはもう、怪しい黄いも、気な気配も、何つしない。
ガチャリ。
スマートロックが静かな子音をてて解錠され、いドアが滑らかにへといた。
歩へ踏みすと、真っな朝のと、よい青空が界いっぱいに広がった。
「ってきます」
誰に言うでもなくさく呟き、私は度もろを振り返ることなく、自分のでしっかりと未来へ向かって歩きした。