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"四十七万円を母に送った夫への逆襲" 第5話

彼は見捨てられた子供のような目で私を見た。

「こんなことして、楽しいのか?」

私は荷物を置いた。

套を掛け、ゆっくりとを洗う。

すぐには答えない。

しばらくしてから、彼の方を振り返った。

「お腹が空いているの?」

私は静に尋ねた。

は顔をしかめた。

「なんでそんなこと聞くんだよ」

彼は即席麺の容器を指差した。

「麺をべてるのを見れば分かるだろう」

私は頷いた。

「そうね」

私は彼の目を見た。

「じゃあ自分のことは、自分でできているわね」

は勢いよくがった。

「みさき、俺を挑発するのはやめろ」

彼は声を荒げた。

「君はこのを、え切った所にしようとしている」

私は彼から目を逸らさなかった。

「勘違いしないで」

私は静かに言い放った。

「私がえ切らせているわけじゃない」

彼に向かって歩踏みす。

「ただ私1だけで、を燃やし続けるのをやめただけよ」

は言葉を失った。

りに満ちていた目が、居の悪そうなに変わった。

私が正しいことを言っていると分かったからだ。

そして、正しいことを突きつけられるのは、とてもなものだ。

私は部に入った。

計の支を記録した帳簿を持ってきた。

それを居の机に置いた。

放り投げることも、叩きつけることもしない。

監査の類を提すると同じように、静かに置いた。

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「義母さんに47万円送りたいなら、止めはしないわ」

私は帳簿を指でトントンと叩いた。

「でも、今から毎事もこの費も、全て私が負担するのが当たりだとはわないで」

は私の指先を見ていた。

「1の力では、族というは漕げないわ」

私は彼の目を見げた。

「誰かが全てを負担して、もう1から指示をすだけの関係なら、それは族じゃない」

は唇を噛みしめ、ち尽くした。

反論したかったようだが、矛盾しない言葉が見つからなかったのだろう。

私は台所に戻った。

温かいお湯を杯注いだ。

は、壁掛け計の音がはっきりと聞こえるほど静かだった。

今まで止まらずにいていたものは、誰かが密かに池を交換していたからだ。

その事実を、その計の音が教えてくれているようだった。

3目の朝。

私はもう、彼が何をべるか、何勤するかを気にしなくなった。

問いかけることもしない。

自分の責任は自分で取るだけだ。

たく聞こえるかもしれない。

だが、片方が勝約束で責任を押し付けてきた以、これは最限の境界線だった。

8半頃。

支払い類の確認をしていると、携帯話が鳴った。

宅の管理組からの通だった。

『今分の庫代の支払い期づいています』

画面の文字を追う。

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『期を過ぎた扱いとなり、1回ごとの料が発します』

私はその画面をしばらく見つめていた。

は、続きが面倒になるのを避けるため、私が習慣のように払っていた。

といえば、庫にを入れ、通券をかざしてるだけだ。

その費用を誰が負担しているかなど、気にしたこともなかった。

私はその通をそっと消した。

し惜しみをしたわけではない。

これは1つの検査だった。

からってくるようにえていたものがらなくなった、彼がどうするのか。

それを見たかったのだ。

ただち尽くして空をむだけなのかどうかを。

お昼頃、彼からい通信が来た。

庫の支払い、まだしてないのか』

彼は焦っているようだった。

『管理に券の期限が切れてると言われたぞ』

私はただ2文字だけ返した。

『してない』

その2文字を送った、画面は10分く沈黙した。

やがて話がかかってきた。

「みさき、頼むから嫌がらせはよしてくれよ」

の声は焦っていた。

「券が切れたら、の料なんてくて払い切れないぞ」

彼の声は震えていた。

財布におがないに、急な費を迫られたの声だ。

私はあくまで静に答えた。

「自分で対処してちょうだい」

話越しの彼の息遣いを聞く。

「あなたのその3万円を、そういう正当な理由に使うのは違ってないはずよ」

は唸るように言った。

「3万円で何ができるって言うんだ」

彼は苛ちを隠せない。

「都での駐がいくらかかるかってるだろう」

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