"没落夫と偽りのお嬢様が堕ちた地獄" 第24話
『じゃあ、度あんたで試してみましょうか? あんたを着の着のまま、何も持たせずに奥に置きりにするから、くらい彷徨ってみなさいよ! トラブルに巻き込まれる能性なんてないんだから、できるわよね!? じゃ、今夜やってみましょう。それで丈夫だったら回収してあげるわよ。無事じゃなくてもみっこなしだからね!』
ヨシヒコは言葉を失った。
「それは……」
『まったく、愚かすぎて話にならないわ』
「そんならないでよ……夫婦のさないざこざだよ……」
義母のため息が聞こえた。
『さい? あんたはこの期に及んで反省してないようね。今のあんたがどういうなのか、母さんよく分かったわ。もうあんたはダメね。として使い物にならないわ』
「え……何が言いたいの?」
『解雇するわ』
ヨシヒコは叫んだ。
「はあ!? ちょっと待ってよ! 解雇はやりすぎでしょ! そこまでする必ある!? 仕事とは関係ないじゃん!」
『ずっとあんたの働きぶりを見てきたわ。会社を継がせるにふさわしいか判断するためにね』
「ってるよ! 俺はふさわしいだろ!」
『あんたは仕事ができないわけではないとうわ。順調に成果もあげてる』
「だろ!?」
『でもね、あんたはの従業員からの評判が最悪なのよ。につ者にとって番切なのは、信頼されることよ』
「え……」
『部に圧な態度を取ったりしてるんでしょ? 類を隠して部を困らせるとか、資料を捨てるとか、そんなくだらないことも平気でしてる。
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として正気の汰とはえないわね』
ヨシヒコはや汗を流しながら弁解した。
「それは……その……からかっただけだよ! 圧な態度も取ってない、相の勘違いだし! 部がミスったに厳しく教育してただけなんだって! 全部誤解なんだ!」
『呆れた。やっぱりあんたを置いておくのは危険ね。今回は阻止したけど、いずれ取り返しのつかないことをやらかすはずよ。実害をむに切り捨てることにするわ』
「そんな……あんまりだ! ただの悪戯でこんな……!」
『従業員は会社の宝なの! もしあんたに権力を与えたら変なことになるわ。私には従業員を守る勤めがあるのよ。……お嫁さんも同じ。守らないとね』
ヨシヒコは話越しに懇願した。
「悪かったよ! もう度と同じことはしないから許してくれ……!」
『許しません』
義母は通話をマリナに代わった。
「マリナ……おから母さんを説得してくれ! 今やろうとしたことは謝るから!」
マリナはたく言い放った。
『解雇されることになったんだってね、ヨシヒコ君。……私もあんたとはお別れするわ。婚で』
「え!? おまでそんなこと言うのかよ!?」
『勘違いしないで。あんたへの満はもうずっとから溜まってたの。遣いは荒いし、それを注すると逆ギレするし。こんな自分勝で横暴な男とはやっていけない。今回の来事が決定打になったってだけよ』
「本当に悪かったって! 仕事も母親も失って、おにまで捨てられたら俺はきていけない! 座でも何でもするよ!」
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マリナはで笑った。
『そんな空っぽなをげられてもね。しかも座くらいで許されるとっているところがまたムカつくわ。復縁もお断りね』
「頼むよ、緒にいてくれ! を入れ替えるから!」
『無理。旅から帰ってきたら即婚ね。あと財産分与だけど、貯の割は私がもらうから。文句があるなら婚調でも裁判でもどうぞ。お母さんが凄腕の弁護士を用してくれるって言ってるから、徹底に争う?』
ヨシヒコは絶望に打ちひしがれた。
「くそっ……元見やがって……!」
『じゃあ決まりね。面に残すから。お母さんのアイデアよ。さすが敏腕社、抜かりないわ』
マリナはれやかに通話を切った。
旅、公正証を伴う婚が成し、マリナは貯の割と慰謝料をに入れた。方、元に残った僅かなをわずかヶで使い果たしたヨシヒコは、焦って就職したブラック企業を即座に退職し、借を抱えて雇い労働へ転落した。会社からも母からも妻からも見捨てられたヨシヒコは、かつての栄の妄に縋りながら、過酷な極貧活を送っている。
方、暮らしを始めたマリナは、以よりも遥かに経済・精神なゆとりをに入れ、義母とも良好な関係を保ちながら、を向いて充実したを歩んでいる。