"没落夫と偽りのお嬢様が堕ちた地獄" 第7話
『私はたったの孫だよ? 血もちゃんと繋がってるし。遺産もらいにくから。体目のものどれくらいあるのかな? おじいちゃん主だから、マジでヤバいくらいお持ってそうだよね!』
イチロウは静かに息を吐きし、徹な事実を告げた。
「盛りがってるところ悪いが、おに相続権はないけど」
『……え?』
「相続できるのは息子である俺だけだぞ。孫のおに相続する権利はないよ」
『遺産もらえるのって子供だけなの!? でも私の友達は、祖母がくなったに遺産を相続したって言ってたよ!』
「それはおそらく、祖母の子供がくなってるんだろう。つまりその友達の母親か父親だけど。被相続がいなければ、相続権利は孫が代襲相続するからな」
ルカは絶句した。
『嘘……そんな……』
「勉だぞ。相変わらず勉はしてないようだな」
『うるさい!』
イチロウは子の背もたれに寄りかかり、侮蔑を込めて告げた。
「しかし、久しぶりに連絡をよこしたとったら遺産目かよ。図々しいにも程があるな」
『のあんたに言われたくないし! てかさ、だったらあんたがいなくなれば私が相続できるって話だよね? じゃ、とっととくたばれ!』
イチロウの表が険しく引き締まった。
「いくら何でも、それは言い過ぎじゃないか。言っていいことと悪いことがあるぞ。そういう罵倒の言葉には品性のかけらもない。
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おの威厳も落とすような発言だからやめなさい」
『うるせえ! さっさと消えろよ、おっさん!』
荒々しく話が切られた。
通話を切ったルカは、苛ちを抑えきれずに母親の番号を呼びした。数回の呼びし音のあと、気だるげな母親の声が聞こえてくる。
『ちょっとお母さん、聞いてよ!』
『え、ルカ? 久しぶりじゃん。ずっと連絡ないから、もう勝に縁切ったとってたわよ』
ルカは唇を尖らせた。
『いや、確かにめっちゃ久しぶりだけど、別に縁を切った覚えはないってば!』
『だってあんた、学卒業してをたきり連絡してこなかったじゃん。……で、何の用? おの催促ならやめてよ。私もパチンコやりすぎてマジで欠だから』
『そうじゃなくて、お父さんのことちょっと聞いて! おじいちゃんがくなったらしいの』
母親の声のトーンがわずかにがった。
『そうなの? イチロウの実って確かすごい持ちだよね。結婚したにいっぱいお祝いくれたっけ……懐かしい。でも、お父さんがくなったこと、あんたよくってたね』
『元の葬儀に就職した友達から聞いたの。おじいちゃんの葬儀にも関わったんだって。このたまたま元メンバーでみにったに教えてくれたんだよね』
『あ、そう。で、それがどうしたの?』
ルカは憤りをぶつけるようにまくしてた。
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『おじいちゃんがくなったから、私も遺産をもらえるとってさ、お父さんに「遺産分けて」って連絡したの。そしたら遺産をもらえるのは子供だけで、孫の私には相続する権利がないっていうの!』
母親はあっけらかんと笑った。
『ああ、確かにそうだね。てかあんた、遺産分けてって言ったの? 相変わらず図々しいわね』
『いや、確かにらなかった私も悪いけどさ、お父さんも言い方がひどいんだよ! まるでバカにしたように見した言い方してさ。そんな態度取らなくてもいいじゃん。っていうか察して欲しいよね!』
『何を?』
『例え私に相続する権利がなくてもさ、分けてっていうことはおに困ってるってことじゃん! だったら気を使って、私におをくれてもいいとわない!? 本当気が利かない男だよね! お母さんに捨てられても仕方ないよ、あんな男!』
母親は乾いた相槌を打った。
『ああ、なるほどね』
『だから言ってやったの。「く遺産を相続したいから、とっととくたばれ」って。そしたら私も相続できるでしょ?』
話の向こうで、母親がいため息をついた。
『いや、そもそもそれも無理だね。イチロウに何かあっても、あんたは遺産を相続できないよ』
ルカは直した。
『……え、何で?』
『あんたは、イチロウの子供じゃないもん』
『……は? 何それ?』
母親は悪びれる様子もなく、酷な事実を告げた。
『あんた、私の連れ子なんだよ。血の繋がってない子供には、相続する権利はないしさ』