"没落夫と偽りのお嬢様が堕ちた地獄" 第4話
『そうだよ』
『じゃあののの写真があるのはおかしいだろ!』
リエは画面を見つめながら、れみの混じったため息をついた。
『これは、帰国した際の写真だよ。両親が私の本語が拙いことを配してね。歳のにヶだけ本に滞して、現の学にも通ったんだよ』
『そんな都のいいことできるわけないだろ!』
『いや、普通にできるし。っていうか、同じようなことしてるはいくらでもいるよ。嘘だと決めつけるにググってみなよ。あんたの好きなロックバンドのボーカルも、帰国子女で同じような経験してるよ』
カズシの返信がわずかに滞った。
『え、でも……おが帰国子女だってのは嘘だろ?』
リエは容赦なく現実を突きつけた。
『あのさ、面倒だしないとったから弁解しなかっただけで、私の主張が嘘じゃないって証する方法はいくらでもあるよ。両親がアメリカで働いて納税してたことを証する類を準備するとか、実には私の卒業証もあるし、当の写真もたくさんあるし。の同級は私が学に通ってないって証言してくれるとうけど』
『…………っ』
『どうせそっちには、浮気相の証言と写真が何枚かあるだけでしょ。その女の主張が嘘だって証するなんて、朝飯だよ、私の方は。ちなみにだけど、こっちは名誉毀損で訴えることもできるんだからね。
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裁判になったら、こっちは100%勝つね。あんまり調子に乗るなって、その女に伝えときな』
『何だよ……彼女が嘘ついてるわけないだろ……』
揺を隠せないカズシの文字に、リエはややかに返した。
『ほら、また先入観で決めつけた。あんたたち親子も悪いよね。せめて裏を取ってから婚するかどうか決めればよかったのに。その女は、どんなを使ってでも釜に座りたかったんだろうね。……あ、気をつけなよ』
『気をつけるって、何をだよ!』
『目の女なのはでしょ。私は結婚した、まだ企業勤めだったし、自力でかなり稼げてたからあんたの実の資産なんて興なかったけど、その女は分かりやすすぎ』
そのメッセージを最に、リエはスマートフォンの画面を伏せた。
それからさらに半ほどが経過した頃、カズシから唐突に着信が入った。リエが画面をタップして通話に応じると、受話器の向こうから憔悴しきったカズシの震える声が聞こえてきた。
「……リエ、本当にごめん。おの言う通りだった」
リエは窓のの青空を眺めながら、の起伏のない声で応じた。
「何が?」
「浮気相が目で俺と結婚したって言ってただろ……本当にそうだったんだ。結婚するなり散財が始まってさ。ブランド物を買い漁ったり、美容形にハマったり……そして、ついにはホストに何千万も貢ぎやがったんだ……」
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「でしょうね」
「それに、浮気相がリエについて言ってたことが、全て嘘だったってこともようやく分かったよ……」
「あら、そう」
「の同級に聞いてみたら、やっぱりおが言ってた通りだったんだ。浮気相の挙が結婚してからおかしくなったからさ、まさかとって調べたら、騙されてたよ……本当にごめん!」
リエはたい声で切り捨てた。
「別にいいよ。婚も別にいいかってってたし。あなたに対して、その程度のい入れしかなかったってことだから」
「いや、でもさ……本当にごめん! あの女の言葉ばかり鵜呑みにして、ひどいこと言って……」
「ぽっとの女の言葉を鵜呑みにするってことは、カズシも私のこと、そもそも信用してなかったってことだよね」
カズシは言葉に詰まり、掠れた息を漏らした。
「そんなことないよ……ただ、おがあまりにも優秀だし、帰国子女で仕事ができて企業勤めで、おまけに芯がくて……本当にこんなハイスペックながするのかって、懐疑になってたんだ」
リエはさくを鳴らした。
「私に対して、劣等でも抱いてたんじゃない? だから私が学歴を詐称してるってデマを聞いて、完璧にえた私に欠点があるとえて嬉しかったんでしょ?」
「いや……そんなことは……」
「だから、裏も取らないであの女の嘘にびついた」
い沈黙のあと、カズシは消え入るような声で呟いた。