"義母に「車が狭いから、あなたは留守番ね」と置いていかれた私" 第5話
「営業担当者ので、子さんは私の役目は終わったと言いました。優さんは、今までこのを守ってくれてありがとう、と私に退を求めました」
「私は孫のためをっただけよ!」
子は耐えきれずに叫んだ。
「由美子さんが子どもを産めなかったんだから、仕方ないでしょう!」
言葉がからた瞬、子自が両でを覆った。だが遅かった。叔母のは顔を背け、正志はく息を吐いた。
「子さん。あなたは全部ったうえで、由美子さんを旅からしたのか」
「違うの。浩司がどうしても跡取りが欲しいと言うから……」
「俺のせいにするな。母さんが優をへ呼べと言ったんだろ!」
2が責任を押しつけう姿を見て、親戚たちの表から同が消えていった。
正志は浩司が持参した偽の委任状を机へ戻し、い声で言った。
「おは妻の父親が残したを盗み、をまわせるつもりだったのか。そのうえ被害者を病に仕てるため、俺たちまで利用したんだな」
浩司は答えず、私を睨みつけた。私は残っていたもうつの封筒を鞄からした。
「親族への説は以です。次は、浩司さんの勤務先に判断してもらいます」
第7話 会議で鳴った話
「会社は関係ないだろ!」
浩司が封筒へを伸ばしたため、川弁護士が私とのにった。私はから族カードの利用細を取りし、ホテル、宝飾、産婦科への支払いに印をつけた覧を親族へ見せた。
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「優さんとの交際費は、半で180万円を超えています。すべて私が本会員である族カードから支払われ、温泉旅でも34万6000円の決済が試されました」
「夫婦のを使っただけだ。会社とは無関係だと言っているだろ」
「旅には、勤務先の族旅補助が申請されています。参加者を妻と義母だと届けながら、実際には勤務評価に関わる派遣社員を同させましたね」
浩司の顔から血の気が引いた。優は彼の勤務先の営業部で働く派遣社員で、浩司は契約更に見をせるにあった。予約変更履歴には宿泊者3の氏名と刻が残り、旅館から取得した利用証とも致している。
「それだけではありません。私の署名を偽造した類は、会社のメールから司法士事務所へ送られています。練習途のPDFも、社内の複で読み込まれていました」
司法士から提供されたメールの送信報には、浩司の会社名と社員用アドレスが記されている。私は個な倫を会社へ言いつけたのではない。勤務の、福利、会社の設備を使って、名義の産をかそうとした事実を申告したのだ。
「今朝、これらの資料を勤務先のコンプライアンス窓へ提しました」
浩司は子からちがり、私を指差した。
「俺を失業させる気か。
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15もわせてやった恩を忘れたのか!」
「私のにみ、毎5万円しか入れず、との180万円を私の座から払ったが、誰をべさせたのですか」
親戚のが噴きし、別の者は呆れたように首を振った。正志は浩司を睨みつけた。
「もうの名を使ってを脅すな。今限り、おたち親子とは距を置く。自分で起こしたことは、自分で始末しろ」
子は正志の腕にすがろうとしたが、彼はそのをした。の親戚たちも席をれ、2の周りだけが自然に空いていく。
その、浩司のスマートフォンが鳴った。
画面を見た彼の指が止まった。表示されていたのは、勤務先の事部である。浩司は着信を切ったが、数秒、また同じ番号からかかってきた。
「なさい」
正志に促され、浩司は震えるで通話ボタンを押した。に当てる余裕もなく、誤ってスピーカーを作させると、事部のい声が会議に響いた。
『さん。族旅補助の虚偽申請と、社内設備を使用した文作成について確認事項があります。勤務のに関する申告も受理しました。直ちに本社へ来てください』
「これは夫婦喧嘩で、由美子が腹いせに――」
『事の説は審査ので伺います。なお、関係資料の削除や関係者への接触はわないでください』
方に通話が切れた。
浩司は暗くなった画面を見つめたまま、座ることもできずにち尽くしている。