"7人の妊娠と密封された患者服" 第3話
「あなたたちは、何かを話したら困ると言われているのか?」
由美はいかなかった。
それから。
ほんの瞬。
さく頷いた。
直。
面談の扉がいた。
「です」
刑務官がっていた。
由美はもう何も言わなかった。
しかし松田にとって。
その度の頷きは、7が黙っている理由を考え直すには分だった。
その翌朝、刑務所の正にはテレビ局の継が並んだ。
事件について説を求める声がまる、条は自ら記者会見へ姿を現した。ではなく仕ての良い黒いスーツを着込み、無数のカメラので沈痛そうな表を作っていた。
「私は医療従事者として、受刑者の健康を守るため最善を尽くしてきました」
条は用された声文をいた。
そして、7が施設から何らかの方法で持ち込んだものを利用し、自ら妊娠するを取った能性があると主張した。
記者たちのがざわついた。
「7全員がほぼ同じ期なのに、そんなことが能なんですか!」
質問がんだ。
条は答えなかった。
をげ、そのまま刑務所のへ戻っていった。
そのの夜から、7の置かれる状況はさらに厳しくなった。
由美は夜、独から別へ連れていかれた。
そこには古い机と子だけがあり、刑務官は何枚かの類を彼女のへ置いた。
仮釈放審査。
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族との面会。
今の処遇。
由美にとっての世界へ戻るために切なものばかりだった。
「何も話さなければ、予定通りむ」
男は淡々と言った。
「余計なことを言えば、どうなるか分かるな」
由美は何も答えなかった。
別の夜。
7ので最も若い23歳の奈にも、枚の文章が差しされた。
そこには、刑務所職員の関与は切なく、自らのによって妊娠したという内容がかれていた。
「ここに確認の印を」
奈はい、を見つめていた。
彼女には、所に会いたい族がいた。
何度拒んでも同じ類がてくる。
そのたびに、将来に関わる別の類を示される。
数。
奈は震えるで確認欄へ指を押した。
その面は、すぐ捜査本部へ提された。
警察層部は、
《当事者の供述が致しない》
《刑務所職員の関与を示す直接証拠がない》
として、捜査規模を縮する方向へ傾き始めた。
松田だけは反対した。
「監カメラの報告は事件に作られてる。鎮静薬の記録には4の空がある。それに、受刑者が条の名を聞いたの反応も普通じゃない」
だが司は首を振った。
「推測だ」
「なら警備課をもう度調べさせてください」
「もう分だ」
「分じゃありません」
「松田」
司の声がくなった。
「ここから先は、おの判断する仕事じゃない」
数。
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条を含む主な刑務所関係者について、証拠分を理由に件を見送る方針が決まった。
勤務管理の問題を理由として末端の刑務官2名が処分され、それが表向きの事件の結論になった。
全国を騒がせた7の同妊娠は、説のつかない疑問を量に残したまま、急速にニュースから消えていった。
その夜。
由美たち7は目を避けるように刑務所裏から搬送された。
類は、
《染症状悪化のため部医療関へ緊急移送》
とされていた。
を数った先にあるさな医療施設へ運ばれ、7はそこで本のが分に尊されないまま、妊娠を終わらせる医療処置を受けた。
由美が次に目を覚ました。
最初にを置いたのは腹部だった。
何が起きたのか理解すると、由美はしばらく井を見つめたままかなかった。
声もなかった。
同じ頃。
県警本部では松田の机に異通が置かれていた。
異先は沿いのさな駐所。
理由の欄には、
《捜査類管理の問題及び内部文流の疑い》
とある。
松田にはに覚えがなかった。
だが争えば、さらに何かを失うことになる。
机の引きしから、赤い丸をき込んだ帳を取りした。
鎮静薬の4。
カメラ4台。
条の入り。
そのすべてを閉じるように帳を胸ポケットへ入れた。
最に証拠品目録へ目を落とす。
由美が救急搬送された夜に切りかれた患者。
染症対策の規定によって、通常の類とは別扱いになっていた。