みかん小説
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"留守番を命じられた妻" 第10話

の所者である私は「に退予定」と記録されていた。

さらに、リビングの黒柱については「所者の父親が残したものだが、義母のい希望により撤」とかれている。

子さんは、何もらなかったのではありません。父の柱を壊し、私を追いす計画を自分で説しています」

「営業のが勝いたのよ!」

「では、優さんへ『このの役目はもう終わった』と言ったことも否定しますか?」

子はいたが、声はなかった。

子さん、あなたもっていたのか」

「私は孫の顔が見たかっただけよ。由美子さんが子どもを産めなかったんだから、仕方ないでしょう!」

子は自分が何をったのか気づき、両を覆った。しかし、もう遅かった。

私は最族カードの利用細をした。ホテル、宝飾、産婦科、レストラン。6かで180万円を超え、そのすべてが私の座から引き落とされていた。

「温泉旅の費用も、私に支払わせるつもりでした。カードが止まったあと、子さんの老から支払ったそうですが、それは私には関係ありません」

私は旅館から帰る途に残された録音も再した。

『おのせいで旅館のたちので恥をかいたんだぞ。母さんが34万6000円も払ったんだ。すぐ返せ!』

『優さんに貧乏だとわれたじゃない。

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嫁なら夫の顔をてるのが当然でしょう!』

録音が流れる、浩司は俯き、子は何度も首を横に振った。しかし声は紛れもなく2のものだった。

「妻を旅から追いして、妻のカードでをもてなそうとしたのか」

正志の隣にいた従兄が吐き捨てるように言った。

「しかもカードが止まったら、払わなかった妻が悪いと。どこまで恥らずなんだ」

親戚たちの表は、同から軽蔑へ完全に変わっていた。

正志は浩司を睨みつけた。

「おは妻のを連れ回し、妻の実まで盗もうとしたのか。しかも親族を集めて、被害者を病扱いした」

「叔父さん、違う。俺は優に騙されたんだ。あいつが子どもができたと言って、を用しろと……」

「今度はのせいか」

正志は机をく叩いた。

度との名を使ってを脅すな。今限り、おたち親子とは縁を切る」

子が泣きながら正志へすがったが、誰も助け起こさなかった。親戚たちはずつ席をれ、浩司と子から距を取った。

「まだ終わっていません」

私が言うと、浩司が怯えた目でこちらを見た。

「優さんは、あなたが契約更と勤務評価を担当する派遣社員でしたね。旅館の予約には、会社の族旅補助も使われていました。しかも偽造類は、あなたの会社のメールから司法士へ送信されています」

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「なぜ、それを……」

「司法士の記録に送信元が残っています。今朝、同じ資料を勤務先のコンプライアンス窓へ提しました」

その、浩司のスマートフォンが鳴った。

画面に表示された会社名を見た瞬、彼の指が止まった。何度も鳴り続ける話に正志がい声で言った。

ろ。おが自分で始めたことだ」

浩司が震えるで通話ボタンを押すと、事部い声が静かな会議にはっきりと響いた。

さん。務規律違反が確認されました。懲戒審査をいますので、今すぐ本社へ来てください』

第11話 最の署名

親族会議から3、浩司は懲戒解雇された。

派遣社員との適切な関係、を利用した契約の便宜、族旅補助の虚偽申請、会社のメールと複を使った偽造類の作成。い社内調査で、私がらなかった正まで次々と見つかったという。

審査の、浩司は「ただの夫婦喧嘩だ」と弁した。しかし、司法士への送信履歴と会社の器に残された文データを示されると、何も答えられなくなった。午には社員証を回収され、私物を入れた段ボール箱つを抱えて、警備員に付き添われながら会社をたそうだ。

15、浩司は「俺が働いてわせている」と私を見してきた。その肩も収入も、私からを奪うために作った枚の偽造類によって消えた。

の派遣契約も打ち切られ、浩司は役職も退職も失った。

その翌週、川法律事務所の応接に、浩司、子、優の3が揃った。

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