"家族じゃないなら、援助も終わり" 第8話
リビングへ通すと、彼女は鞄から冊のノートをした。
計簿だった。
「これ、引っ越してから付け始めました」
ページには、費、費、保険、カード返済、保育料まで細かくかれていた。
「最初は本当に、お義母さんが悪してるとってました」
美咲はゆっくり話し始めた。
「私の周りにも親にをしてもらってマンションを買ったがいたし、親から援助してもらうのって普通だとってたんです。でも、そのたちは最初から親と額を話しっていて、勝に保証にしたわけじゃなかった」
当然の話だった。
けれど美咲にとっては、そこへ気づくまでが必だったのだろう。
「私も自分の親が保証になってくれるって嘘をつきました」
「どうして?」
「お義母さんが『それなら私も』ってってくれるかとって」
私はわずため息をついた。
「逆効果だったわね」
「はい」
美咲は苦笑した。
それから彼女はくをげた。
「悠真を会わせないって言ったこと、本当にすみませんでした。あのはお義母さんが番嫌がることを言えば、考えを変えてくれるとったんです」
それは。
謝罪というより。
自にかった。
孫を。
使った。
私を。
かすために。
「それを聞いたら、余計に腹がつわ」
私が正直に言うと、美咲は「そうですよね」と頷いた。
以なら。
きっと。
広告
言い訳した。
だろう。
「でも、正直に言ってくれてありがとう」
私はそう続けた。
完全に許したわけではない。
しかし。
関係を。
修復するなら。
まず。
本当のことを。
言わなければ。
始まらない。
「もうつ、約束してほしいことがあります」
私は言った。
「私たちのおを当てにして設計をしないこと。何か頼みたいは、決めてから報告するんじゃなく、決めるに相談すること。そして断られても、それを族と結びつけないこと」
美咲は何度も頷いた。
「分かりました」
「本当に?」
「はい。もう度同じことをしたら、今度こそ会ってもらえなくても仕方ないとってます」
そこまで話した。
私は初めて。
孫について。
尋ねた。
「悠真は元気?」
美咲の目に涙が浮かんだ。
「元気です。おばあちゃんの、きたいって何度も言ってます」
私も胸がくなった。
それから2週。
悠真が。
半以ぶりに。
へ来た。
「ばあば!」
玄関をけた瞬、さな体がってきた。
私はしゃがんで抱きしめた。
以なら。
息子夫婦を許すことと。
孫へ会うことを。
同じものだと。
考えたかもしれない。
今は。
違う。
慎太郎と美咲には。
として。
責任を持ってもらう。
悠真には。
何の責任もない。
だから。
会いたいなら。
会う。
ただし。
を渡すことと。
を渡すことは。
別にする。
それが。
私たち夫婦の。
しい族の形だった。
広告
あの騒から1が経った。
慎太郎たちは今も郊の2LDKで暮らしている。タワーマンションとは程い活だが、以より計には余裕ができ、カードの残もすべて返済したと聞いた。
美咲はパートから契約社員になり、慎太郎も副業を続けながらしずつ貯を増やしている。
「5くらいに、もう回を考えるよ」
ある、慎太郎が言った。
「今度は自分たちで払えるにする」
私は笑った。
「それがいいわ」
「保証は頼まないから」
「頼まれても断るけどね」
慎太郎も笑った。
以なら。
こんな会話は。
できなかった。
彦と私は、毎3万円の援助を再していない。
誕には。
孫へ。
本や。
さなおもちゃを。
贈る。
慎太郎夫婦へ。
額なプレゼントは。
しない。
困った。
話は聞く。
必なら。
緒に。
方法を考える。
でも。
財布をくことを。
最初の解決策には。
しない。
それだけで、親子関係は以よりむしろ穏やかになった。
あるの午、私は彦と所の公園を歩いていた。
「保証、断ってよかったな」
夫が突然言った。
「今さら?」
「たまに考えるんだよ。もしあのまま8500万円の保証をしてたらって」
私も考えた。
ローンが問題なく返済された能性もある。
何事もなく。
暮らせた。
かもしれない。
でも。
度あの求を。
受け入れたら。
次は。
何だっただろう。
もっと広い。
。
孫の私学。
何かあるたびに。
「親だから」
という言葉で。
私たちの老資が。
使われていた。
かもしれない。
「私ね、介護の仕事を31してきて、つだけ分かったことがあるの」