"家族じゃないなら、援助も終わり" 第5話
「由美子さん。あの、マンションのとして700万円用しているって聞いてます?」
「700万円?」
「うちが200万円して、残りは自分たちの貯だと言っていました。でも……あの子たち、本当にそんなに貯があるんでしょうか」
私は答えられなかった。
毎3万円。
5。
私たちが援助してきた。
結婚にも。
まとまったを渡した。
それなのに。
つい昨。
美咲は言っていた。
「で貯をほとんど使う」
もし700万円もの貯が本当にあるなら、なぜ8500万円のローンにここまで無理をしているのか。
そして、もしないのだとしたら。
残りの500万円は。
どこからてきたことになっているのだろう。
そのの夜、慎太郎と美咲が再びへ来た。のような気な態度ではなく、とも顔がこわばっていた。彦はへげることに反対したが、私は度だけ話を聞こうと決め、玄関くのへ通した。
「500万円はどこからす予定だったの?」
私が最初に尋ねると、は黙った。
「美咲さんのご両親から200万円。自分たちの貯が500万円。それが資計画だったんでしょう?」
慎太郎が「そうだよ」と答えた。
「だったら通帳を見せて」
美咲の顔が張った。
「なんでそこまでしなきゃいけないんですか」
「私のおを1000万円使う提で類をしたが言うことではないでしょう」
返事はなかった。
しばらくして慎太郎が、自分たちの貯は実際には120万円ほどしかないと認めた。
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私は驚かなかった。
むしろ、やはりとった。
残りについては、私たちから1000万円援助してもらえばを増やせるため、そのから部を使うつもりだったという。
「つまり、私が1000万円すことまで、もう決まったものとして話していたの?」
「最初は500万円くらいお願いしようとってた。でも営業のからがい方が審査に利だって聞いて……」
「それで1000万円?」
「母さんたち、2500万円あるだろ。1000万円しても1500万円残るじゃん」
その瞬、彦がちがった。
「ふざけるな」
普段ほとんど鳴らない夫の声に、慎太郎も驚いてを閉じた。
「その2500万円を、俺たちが何働いて貯めたとってる。由美子は何百回夜勤をした? 俺だって退職するまで何働いた? おは残りが1500万円あるから丈夫だと言うが、俺たちはこれから収入が減る齢なんだぞ」
慎太郎は線を逸らした。
美咲が「でもは資産になります」とさく反論した。
私は彼女を見た。
「あなたたちの資産でしょう。私たちの資産ではありません」
それで話は終わった。
保証にならない。
1000万円もさない。
毎3万円の援助についても、そのを最に終すると伝えた。
慎太郎は信じられないという顔をした。
「そこまでやる必ある?」
「族じゃないと言ったのはあなたでしょう」
「昨はに血がってただけだよ」
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「それなら、今謝るために来たの?」
慎太郎は黙った。
結局、が来た理由は謝罪ではなかった。
審査を再させるため。
私に考え直させるため。
それだけだった。
私はちがった。
「もう帰って」
美咲が初めて焦った。
「待ってください。本当に困るんです。もう今のマンションも退の連絡をしちゃったんですよ」
私はを止めた。
「退?」
「来末でるって管理会社に伝えたんです。しい部に移るつもりだったから」
それも。
私たちは。
初めて聞いた。
さらに慎太郎は、購入契約もすでに結び、150万円を付として支払っていることを認めた。
融資が予定通りまなければ、契約解除の条件によっては付を失う能性がある。しかも今んでいる部は、すでに次の入居希望者の続きがんでいるという。
「全部、私が保証になって1000万円す提でめたの?」
は答えなかった。
その沈黙が。
答えだった。
翌朝9過ぎ、慎太郎のスマートフォンにから正式な連絡が入った。本からになって聞いた話だが、親族援助と連帯保証を提としていた資計画が成しなくなったため、現状の条件では融資をめられないという内容だった。
慎太郎はすぐ産会社へ連絡した。
担当者からは、別の融関へ申し込むこともできるが、収入に対する借入額、既の自ローン、クレジットカード利用残などを考えると、同額の融資を期で通すのは難しい能性がいと言われた。