"席次表から消された母" 第7話
話すべきか。
迷った。
結婚式まで。
あと6。
で度の事な。
今。
25の嘘を全部伝えれば。
亮の気持ちは。
必ず揺れる。
雅からは。
朝。
「式が終わるまで黙っててくれ」
と言われた。
「何で?」
と聞くと。
「今さら亮を混乱させて、誰が得するんだ」
と答えた。
確かに。
そうかもしれない。
でも。
またが。
本のためだと言って。
らせるかどうかを決める。
奈津子は。
もうそれをしたくなかった。
「亮」
「うん」
「、結ちゃんとでに来られる?」
話の向こうで。
息子がし黙った。
「何かあった?」
「ある」
「悪いこと?」
奈津子は答えた。
「良いとか悪いとかじゃない」
「じゃあ何?」
「亮自がってから、どうするか決めた方がいいこと」
翌。
亮と結が来た。
奈津子は。
23通のを。
テーブルのへ置いた。
亮は。
番の封筒を見ただけで。
顔を変えた。
亮は最初、へ触れなかった。
隣に座っている結も何も言わず、奈津子の顔と封筒を交互に見ていた。
「これ、誰の?」
分かっているような声だった。
「真理子さん」
奈津子が答えた。
「亮がさい頃に送ってきた」
「俺、もらってない」
「うん」
亮が父を見る。
雅は。
奈津子から連絡を受け。
途から同席していた。
「父さん?」
雅は腕を組んだまま、目をわせなかった。
「ばあちゃんが止めてた」
「全部?」
「全部じゃない」
「じゃあ父さんは何通見た?」
雅は答えない。
亮は通目をいた。
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6歳の誕。
次。
7歳。
8歳。
読みめるにつれて。
表が変わった。
途。
あのがてきた。
《もうを送らないでください》
自分が9歳のにいたもの。
亮はい。
そのを見ていた。
「これ、覚えてる」
奈津子が息を止める。
「いたの?」
「うん」
雅が顔をげた。
亮は続けた。
「ばあちゃんに言われた」
部が静まり返った。
「『しいお母さんがいるのに、昔のお母さんに会いたいなんて言ったら奈津子さんが傷つく』って」
奈津子は。
胸を掴まれたような気がした。
「俺、母さんがいなくなるの怖かったから」
亮は奈津子を見る。
「だからいた」
9歳。
しい母親が。
またいなくなる。
そうったのだろう。
「私、そんなこと度も……」
「今なら分かるよ」
亮が言った。
「でも当は分からない」
雅がさくを挟んだ。
「母さんも亮のためだとって」
「父さんは?」
亮の声が変わった。
「何が?」
「父さんは止めなかったの?」
雅は黙った。
その沈黙が。
答えだった。
「真理子さんが病気だったのもってた?」
「ってた」
「じゃあ何で俺には、男作ってていったって言った?」
「子どもに病気の説したって分からないだろ」
「だから嘘ついた?」
「嘘じゃない」
「から付きったの話を、先にいたみたいに話したんだろ?」
雅の顔が固まった。
「細かい話だろ」
亮が笑った。
乾いた笑いだった。
「25って、細かいんだ」
結が初めてをいた。
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「亮、し休む?」
「丈夫」
亮は首を振った。
そして。
奈津子を見た。
「母さんはってた?」
その質問が。
番怖かった。
「らなかった」
奈津子は答えた。
「でも、真理子さんは別のを選んだって、亮に言ったことはある」
「うん」
「ごめん」
亮は首を振った。
「母さんが謝ることじゃない」
「あるよ」
奈津子は言った。
「らなかったから何を言ってもいいわけじゃない」
雅が苛ったようにを挟んだ。
「おい、今さら全員で自分責めて何になるんだ」
亮が父を見る。
「父さんは自分責めないの?」
部が静かになった。
雅は。
答えなかった。
しばらくして。
亮が奈津子へ聞いた。
「俺と母さん、養子縁組してないよね」
奈津子は頷いた。
「うん」
「何で?」
「お父さんが、もうしきくなってからって」
亮が父を見る。
「きくなったけど」
「タイミングがなかったんだよ」
「25?」
雅のが止まった。
亮はその。
初めて。
泣いた。
声ではない。
ただ。
涙をで拭いながら。
「俺、ずっと母さんは法律でも母さんだとってた」
奈津子の胸が痛んだ。
「亮」
「だって、普通そううだろ」
「がなくても……」
「分かってる」
亮は頷いた。
「俺にとっては変わらない」
それでも。
25らなかった事実が。
またつ増えた。
結が亮のを握った。
「結婚式」
亮がしばらくして言った。
「やめないから」
雅が顔をげる。
「当たりだ」
「父さんに言ってない」
亮の声は静かだった。
「結と結婚することは、今回のことと別だから」
結も頷いた。
「でも席は変える」
雅が眉を寄せた。
「どうするんだ」
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