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"孫の一言で知った息子の計画" 第7話

「ありがとう、美咲さん。でも今は結構よ。さっき自分で淹れてんだばかりだから」

私のきっぱりとした返答に、美咲は台所の入りでピクリとを止め、瞬だけ狼狽と戸惑いを浮かべた。 そして、リビングのテーブル越しに幸と素く目配せを交わした。 その穏な線のやり取りから、彼らが私の態度の微細な変化に、勘づき始めていることがに取るように分かった。

(もう、猶予はないわ……)

私は静かに腹を括った。 、医療の現で数え切れない患者の命を救い、尊厳を守り抜いてきたこの私が、今度は自分自の命と尊厳を守るために、持てるすべての識と脈を総員して、完膚なきまでの反撃を叩きつける番なのだ。

息子夫婦の卑劣極まりない計画を完全に砕し、彼らに相応の報いを受けさせる――その鋼の決を胸に秘め、私は夕暮れので、静かに、ややかに微笑んだ。

翌朝、私は息子夫婦が勤し、湊が幼稚園へ登園したのを見届けると、すぐに支度をえてた。 向かった先は、勤務した古巣の総病院であった。 今はシフトの休みのであったが、どうしても直接会って協力を請しなければならない物たちがいたのだ。

「かず子さん! どうしたの、こんな朝くに?」

医局の奥のカンファレンスルームで類の理をしていた森さんが、私の姿を認めて驚いたようにがった。

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私は周囲に誰もいないことを確認し、声を潜めて言った。

「森さん……先の件、正式に法な薬物検査と証拠保全をお願いしたいの。内密にいてくれる先を紹介してくださる?」

さんは私の真剣な差しを受け止め、即座に表を引き締めて力く頷いた。

「分かったわ。検査科の主任部である玉にすぐ連絡を入れましょう。玉なら、事を理解したで、厳な秘匿のもとで精密な血液化学検査と薬物スクリーニングを実施してくれるはずよ」

さんの淀みのない迅速な配に、私の胸の奥がくなった。 、同じ志を抱いて苦楽を共にしてきた現の医療仲たち。彼らの揺るぎない信頼と連帯こそが、絶望の淵にたされた今の私を力く支えてくれていた。

検査の奥の採血ブースで、私は腕を差しして採血を済ませた。 担当してくれた玉医師は、かつて私が救急病棟で担当し、懸命に護して回復を支えた症患者さんの実の息子さんでもあった。

「堀内師……いえ、堀内さん。かつて母が集治療でお世話になった際のご恩は、今でも族全員、片も忘れておりません。今度は、私たちが堀内さんをお守りする番です。最精度の質量分析器を使って、検限界ギリギリの成分まで完全に特定し、法廷に提能な鑑定を作成します」

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医師の温かく力い言葉に、私の目からいものがこぼれそうになった。 のために尽くしてきた過の真が、巡り巡って自分を救う防壁となって返ってくる――との純粋な繋がりの尊さを、私は魂の底から実していた。

病院をにした私が次に向かったのは、病院の顧問弁護士を務める法律事務所であった。 医療過誤訴訟や院内トラブルの対応で、現役代に何度も顔をわせ、その卓越した腕と誠実な柄を熟していたベテランの弁護士、佐藤先の個へと通された。

「堀内さん、変ご無汰しております。本はどのようなご相談でしょうか?」

私は持参したスマートフォンを操作し、幸の部で撮したメモ、通帳のコピー、介護施設のパンフレット、そして購入領収の鮮な写真データを、系列順に机のに並べて提示した。 佐藤弁護士は老鏡を押しげ、枚の証拠資料を鋭いで精査していった。その温だった表が、見る見るうちに厳しく険しいものへと変わっていく。

「……これは極めて悪質ですね。単なる民事の親族トラブルの範疇を完全に逸脱しています。刑法第204条の傷害罪、さらには状況次第では未必の故による殺未遂罪の構成件にすら該当し得る、な刑事事件ですよ」

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