みかん小説
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"団地に残された17通" 第10話

警察が差や宛名を確認できたのは8通。3は受け取りを拒み、2はすでにくなっていた。

残るは、保管期限を経て処分された。

《302号のパパへ》とかれただけは、いた本が見つかった。両親のに8歳の娘がいたもので、現20歳になった本が受け取った。

「父へ渡すかは、まだ決めません」

彼女は封をけずに持ち帰った。

言葉は、必ず届ければよいものではない。

受け取る期も、読むかどうかも本が決める。

志津は、ようやくそのことを理解した。

を残した自分の為を、災の疑問がらかになったことで正当化しなかった。

結果に役ったがあっても、13自分の判断だけで保管したことは違いだった。

管理会社から受け取った面にも、その点は残った。

完全な名誉回復ではなかった。

それでよかった。

志津は、自分をすべて正しいにする必がなくなっていた。

志津が辞めて半、青葉台団からしいが届いた。

域見守りと活相談の仕組みづくりについて》

署名は26世帯だった。

よりない。

民が志津の復帰を望んでいるわけではないことが、数字からも分かった。

では齢化がみ、48世帯のうち17世帯が65歳以暮らしだった。清掃会社は共用部分を掃除するが、聞受けや民の体調を確認する契約ではない。

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川が自宅で転倒し、1く発見されなかったことをきっかけに、見守り制度を求める声がた。

幸い、川は骨折していなかった。

しかし以のように、志津聞の確認を頼むことはできない。本の同、緊急連絡先、確認方法を決める必があった。

自治会は域包括支援センターへ相談し、《暮らし連絡員》を置く案を作った。

週4、13

民の相談を受け、設備異常や福祉を専関へつなぐ。介護や医療為はせず、子どもへ個庭事を尋ねない。

最初に提示された報酬は4万円だった。

「引き受けません」

志津は即答した。

「以していたことにし謝礼をす形です」

自治会役員が説すると、志津は首を振った。

「以のやり方を続けるなら、また同じ問題が起きます」

相談を聞き、緊急性を判断し、連絡先を選び、記録する。それを「善し謝礼をす仕事」と扱えば、責任だけが個へ集まる。

志津は、域包括支援センターの職員を交えて内容を見直すよう求めた。

1ではなく、最3で交代する。

見守りを希望する民は申込す。

相談記録の閲覧者を限定する。

清掃、設備管理、福祉、子どもの全をへまとめない。

緊急の連絡順を作る。

報酬は、担当と責任に見う額を決める。

話しいは3か続いた。

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すべての民が賛成したわけではない。

齢者だけが得をする制度に、自治会費を使うのはおかしい」

「以は藤本さんが無料でしていた」

「見守りという名目で、また活を確認されるのではないか」

反対見も議事録へ残された。

最終に、試6か、週4、14、担当者38万円相当の件費を自治会、管理会社、域支援費で分担する案がまとまった。

志津は医療施設の清掃を週2に減らし、連絡員の仕事を引き受けた。

へ戻ることを決めたのは、皆から求められたからではない。

条件と責任が確になり、自分ができないことを断れる仕組みが作られたからだった。

補助員へ応募したに、美がいた。

「なぜ応募したんですか」

面接で志津が尋ねると、美は答えた。

「以、規則が曖昧だったことが問題でした。しい規則を作った以、運用にも責任を持つべきだといました」

反省を学ぶためでも、志津と仲直りするためでもなかった。

美らしい理由だった。

選考は志津わず、域包括支援センターと自治会役員が加わった。美は類作成と民への説能力を評価され、補助員に選ばれた。

もうは、4号棟にむ68歳の女性だった。

3見は、最初からわなかった。

美はすべての相談を即報告すべきだと考え、志津は本の同を確認してからくべきだと主張した。

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