"サービスエリアで消えた三人" 第4話
修は「失踪現」を作ったのではないか。
佐倉は列目を見ながら、度も自分たちが本気で問わなかった質問に気づいた。
サービスエリアでが消えたという事実を、誰が証したのか。
第章 の目撃者
、捜査本部は件の目撃証言をした。しかし証言を順に並べ直すと、自然な特徴があった。
警察への最初の通報は午分。館内放送はそのに回流れていた。
そして件の目撃証言のうち、放送よりに「母親と子供」を識して覚えていた物は、もいなかった。
すべて、館内放送を聞いたか、ニュースを見たに申した証言だった。
当フードコートで働いていた女性は、最初の調ではこう話している。
〈母親らしい女性と子供の組みわせは何組もいた。写真のを見たかどうかは分からない〉
の再聴取では、
〈写真を見ているうちに、入くで見たがこの族だったような気がしてきた〉
さらにかのテレビ取材では、
〈確かに見たといます。女の子は赤っぽいでした〉
と変わっていた。
悪のある嘘ではない。
は、から得た報で過の記憶を補う。
週末の型サービスエリアには、母親と学くらいの子供という組みわせが何組もいた。
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修が「妻はベージュの着、息子は青、娘は赤」と具体な装を叫び、写真が翌から繰り返しテレビに映れば、似た親子を見たの記憶が事件と結びついても議ではなかった。
佐倉は当の映像資料のから、館内放送直を撮った報カメラの映像を見つけた。警察が到着する、修が駐で通に写真を見せて回っている。
「この、見ませんでしたか。妻と子供なんです」
映像ので、何かが首を振り、の男性がち止まって何かを答えた。修はその腕をつかむようにして、必に話を聞いている。
には、族を探す父親の切迫した姿としか見えなかった。
今は違って見えた。
もし修が最初から「ここでが消えた」という物語を作ろうとしていたなら、あれほどくのがいる所ほど都のいい台はない。
のいないなら、目撃者はゼロになる。
だががすぎる所では、無関係な記憶が量にまれる。
修は目撃者がいないことを利用したのではない。
目撃者がすぎることを利用したのだ。
第章 寄り
捜査本部は旅当ののきをもう度、発点から組み直した。
午分、自宅くの民が宮本のを目撃している。恵美は助席、輝と真央は部座席だった。
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午分ごろ、自宅から約分のコンビニで、恵美がみ物と菓子を買っていた。鞄から見つかったレシートがその購入記録だった。
その、サービスエリア到着とされる午分まで、全員の姿を確認した記録はない。
旧は、その移経からきくれていなかった。
佐倉は修の元従業員を訪ねた。歳を超えた男性は事件当のことを覚えていないと言ったが、話の途でつだけいした。
「旅ののだったかな。社が休なのにへ来ると言ってた気がする。械のことでやることがあるとか」
「翌はは休みだったんですね」
「曜でしたけど、あの頃は受注が減って、曜はほとんどかしてなかったです」
さらに、の隣に当あった運送会社の報が倉庫から見つかった。午分ごろ、宮本精密業の敷に乗用が台止まっていたと、配送員が備考欄に記していた。ナンバーまではないが、休の閉鎖にがあったため、「社勤」とりきされていた。
なら、それだけで証拠にはならなかっただろう。
しかし輝の靴の付着物と組みわせるとが変わる。
佐倉は修の事聴取を決めた。
そのはちょうど、失踪を扱うテレビ番組の収録だった。
修は毎同じ期に取材を受けており、今も夕方から自宅でインタビューが予定されていた。
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