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"「田舎者」と見下した婚約者を実家へ招いたら、態度が一変した" 第12話

「それはこちらのセリフよ。お母さんに会ってから、急に私を雑に扱うようになったわよね。方ができて気になったのかしら?」

「調子に乗るなよ田舎者が!」

「都会だの田舎だの、そんなちっぽけな物差しでしかを測れないあなたたちには、滅したわ」

私の徹底した拒絶に、希さんはプライドをズタズタにされ、捨て台のように喚いた。

「おみたいな女、会社にいられなくしてやるから覚悟しろよ!」

「社内の社員にすぎないあなたに、そんな事権なんてないでしょう? 偉そうに虚勢を張って、本当に恥ずかしくないの?」

「ぐっ……!!」

を突かれた希さんは、顔を真っ赤にして言葉に詰まった。お母さんも肩で息をしながら、これ以の滞は無だと悟ったのか、荷物をひったくるように掴んだ。

「帰るわよ! いつまでもこんな気な田舎にいたら、臭さが移って息が詰まるわ! 最悪だわ!」

が嵐のように部し、玄関へ向かおうとしたその、異変を察した私の両親がリビングから慌てて駆け寄ってきた。

「おや、どうされたんですか? もうお帰りですか?」

父が穏やかに尋ねると、お母さんは吐き捨てるように言った。

「どうもこうもないわよ! 失礼しちゃうわ!」

母は困ったように眉をげ、元の袋をお母さんに差しした。

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「お帰りでしたら、どうかこれをお持ち帰りになってください」

お母さんは袋を受け取り、皮肉たっぷりに角をげた。

「あら……松茸でも包んでくださったのかしら?」

母は申し訳なさそうに、けれどはっきりとした声で答えた。

「いいえ。先ほど持ってきていただいた、そのワインです」

「……は?」

母は穏やかな笑顔のまま、容赦のない事実を告げた。

「このワイン、温度管理も保管状態も非常に乱暴で、すっかり劣化して状態が悪すぎます。このような状態のものをのセラーに置いておきたくありませんので、どうぞお持ち帰りください」

お母さんの顔がカッと真っ赤になった。

「はあ!? がせっかくあげたものを突き返して持って帰れっていうの!?」

母はふっと微笑み、とどめの撃を放った。

「ええ。むしろ、このような価値のないワインをよく堂々と産に持ってこられましたね。……まあ、あなたのとしての価値も、その劣化したワインと同じということですわね」

冗談のつもりなのか、母は満面の笑みでとんでもない毒舌を言い放った。

お母さんと希さんは完全に顔を引きつらせ、言葉を失って震えていた。私はもちろん、何のフォローもしない。

完全にプライドを々に砕かれたは、もはや言も言い返すことができず、逃げるように邸宅の玄関をしていった。

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玄関の扉が閉まり、静寂が戻った。

「あの……ここから駅まで歩くとでもはかかりますし、次の線バスはですけれど、タクシーでも呼んであげましょうか?」

私が呟くと、父と母は顔を見わせて笑った。

「もう赤のなんだから、放っておきなさい。からた錆だよ」

両親はく詮索することなく、私の決断を静かに受け入れてくれた。みちさんが準備してくれた辺調査の最終報告を両親に見せながら、私たちは用されていた最級の松茸料理を族でゆくまでわった。

、私は希さんから受け取っていた婚約指輪を郵送で丁に返却し、私たちの婚約は正式に撤回となった。

々とお見いのような準備をしてくれたみちさんには申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、みちさんは優しく私のを撫でてくれた。

「お嬢様、次のお相はもっとい段階で連れてきてくださいね。私が徹底に見極めて差しげますから」

「ふふ、ありがとうございます。次はそうします」

ちなみに、結婚相辺調査をすることについて、両親からは学の頃から何度も言い聞かされていた。

『どんなに相していても、将来の自分と族を守るために、辺調査だけは必ずしておきなさい。自分が取り返しのつかない傷を負わないための自なんだから』

若い頃はその言葉の真がよく分からなかったけれど、今となっては両親の教えにから謝している。

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