みかん小説
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"車に私の席はなかった" 第10話

私は広げた類を丁寧に折りたたみ、再びキャリーケースの奥くへ慎にしまった。

計簿も、彼らの嘘を暴くための切な証拠として切にバッグに入れた。

の朝番で、私は佐藤司法士にこの事実を全て話さなければならない。

そして、私が度もったことのない青葉病院についても正確に調べる必がある。

誰が私の名を騙り、どのような経緯で嘘の診断が発されたのか。

スマートフォンの源は、まだ入れないでおくことにした。

彼らが、空になった私の部と残されたを見てどれほど慌てふためくのか。

私を施設へ送り込むためのはずが全て狂った、彼らはどんな顔をするのか。

私は彼らのついた嘘の糸を、このつずつ確実に解きほぐしていくとに誓った。

窓のからは、夜たいの音が微かに聞こえてくる。

までじていた絶望な孤独は、議なほど消えっていた。

私にはまだ、やるべきことがはっきりと残されている。

自分のを取り戻すための戦いは、まだ始まったばかりなのだ。

朝のたい空気が、古いマンションの部に満ちていた。

私はさな台所にち、分の温かいお茶を入れた。

湯気と緒に、忘れていた静かな朝の匂いがってくる。

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誰の朝も慌てて作らなくていい。私だけの朝だった。

計の針が午を回ったのを確認し、私はスマートフォンをに取った。

源を入れると、直哉たちからの着信通が画面を埋め尽くした。

しかし私はそれらを全て無して、連絡先からつの番号を呼びした。

緑町にある、ゆり法律事務所の佐藤司法士の番号だ。

数回の呼びし音の、落ち着いた男性の声が話から聞こえた。

私は自分の名を名乗り、昨夜て田舎のマンションに避難したことを伝えた。

そして、あのの引きしで見つけた類についても、ゆっくりと正確に説した。

役所に提されようとしていた介護認定の申請と、産の査定のことだ。

佐藤司法士は私の話を最まで遮ることなく、静かに聞いてくれた。

「はる子さん、ご自宅をられたのは非常に賢な判断でした」

彼は真剣な声で言った。

「もし今そのままにいたら、に施設へ連れてかれた能性があります」

その言葉を聞いて、私は改めて背筋がたくなるのをじた。

彼は続けて、今の具体な対策について教えてくれた。

が嘘の診断を使って、私を認症に仕げようとしていること。

それを防ぐためには、私自が確かな証拠を用する必があるという。

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「今すぐに、おくの病院で診察を受けて診断をもらってください」

佐藤司法士は指示をした。

「はる子さんの判断能力が正常であるという、医師の正式な証が必です」

彼は説した。

「それがあれば、相が偽造した類の効力を根本から覆すことができます」

私は頷き、元のメモ用にその指示をしっかりとき留めた。

1200万円のについても、彼がすぐに保全の続きをめてくれるという。

話を切り、私は病院へくために自分の鞄のを確認した。

健康保険証と診察券が入ったさな透のケースを取りす。

その、私は保険証の表面を見つめたまま、あるさな違に気がついた。

、絵理が私の保険証を貸して欲しいと言ってきたのことだ。

「町内会で世帯の確認があるから、お義母さんの保険証も必なんです」

彼女はそう言って私の保険証を持っていき、ほど返してくれなかった。

あの申請かれていた青葉病院の受診と、付が完全に致している。

彼女たちは私の保険証を使い、絵理の母親を私の代わりに仕てて受診したのだ。

齢も背格好も似ているが保険証をせば、初診の窓は通り抜けてしまう。

私のふりをしてわざと認症のふりをして簡単な検査を受け、嘘の診断に入れたのだろう。

族の保険証を悪用してまで私を追いそうとした執に、言葉を失ういだった。

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