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"エレベーターの7時間" 第10話

私は彼女の指を見ろし、い声で命じた。

して」

桜はを緩めず、暗へのトラウマをりながら破滅させるのかと叫んだ。

私は腕を引き、彼女と距を取った。

「パニックは理解できる。でも、それを理由に妊婦を押し、嘘をつくことは理解できない」

方で、1の妊婦ががった。

マスクをしたのは、エレベーターにいた男の子の母、恵だった。

恵は桜を見据え、赤くなった目で証言した。

「私はあのの証です。さんは自分の着を息子へ掛け、悪い所に座った。あなたは吸入器もないのに発作だと言い、さんの腕をつかんだ」

恵は息をえ、扉がいた景も話した。

「消防士はあなたしか見ずに運びした。さんは壁際で、んだように倒れていたのに」

桜が妊婦だから方するのかと叫ぶと、恵は首を振った。

「妊婦だからではない。本当のことを話しているからよ」

のり子は来院記録を持ち、予約のない侵入と業務妨害を理由に警備員を呼んだと告げた。

逃げようとした桜は、階段にを見つけ、彼へり寄った。

は腕を広げず、桜のかなかった。

桜はを伸ばし、周囲に責められたと訴えた。

はそのを受け取らず、い声で問い返した。

「何もの妊婦がいる職で泣き叫ぶことが、謝罪なのか」

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桜は私のせいで信じてもらえないのだと泣いた。

は彼女をのように見つめた。

のせいではない。俺が、ようやく君の本当の姿を見たんだ」

桜は私へ振り返り、自分はすべて失ったと叫んだ。

私はづく警備員を見ながら、彼女へ答えた。

「失ったのなら、それはから奪うことにを使った結果よ」

警備員は暴れる桜をホールから連れした。

桜がの名を呼んでも、彼は追わず、そのち尽くした。

々が散った、私は子へ座り、茜から類を受け取った。

私は正式な苦へ差しした。

彼は表を読み、信じられないように顔をげた。

「俺に対して申してるのか」

私は彼の制ではなく、目を見た。

「あののあなたは夫であると同に現指揮官だった。適切な救助を拒まれたのは、妊娠民と胎児よ」

私は類からし、最に伝えた。

「桜ではなく、自分自に対処しなさい」

私は茜とのり子に支えられて教て、アパートへ戻った。

正式な苦を申しててから、は私に直接会おうとしなくなった。

彼は内部監査へ協力し、理評価と救助順の再訓練を受けた。

健太から、が自ら備と事務作業への異を願いたとらされたが、私は返信しなかった。

彼の変化は彼自の問題であり、私が対処すべきなのは婚だった。

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庭裁判所の調、茜が同してくれた。

は先に調へ入り、黒いジャケット姿で協議に座っていた。

私を見るとがりかけたが、い直して座り直した。

配の女性調委員は双方の類へ目を通し、私の腹を見た。

「妊娠定になることもあります。お子さんのためにも、をかけて考えませんか」

私は委員が話し終えるのを待ち、背筋を伸ばした。

「私は静で、判断能力にも問題はありません」

委員がを尋ねると、は協議を見つめた。

「俺は婚したくありません」

私は協議き、財産と費用の条件を順に説した。

結婚からが所すると、彼名義のは求めない。

共同預は50%ずつ分け、子供の養育費はの実費を基に決める。

妊娠の医療費については、法律に従い50%の負担を求めた。

細を見て、苦い笑いを漏らした。

「本当に計算いな。から別れる準備をしていたのか」

私は細をそろえ、彼のへ置いた。

順を1つずつ教えてくれたのは、あなたよ」

調委員はへ、署名を拒む理由を尋ねた。

く黙った、私へ目を向けた。

「まだしているからです」

私はその言葉を聞き、これまでの来事を順に確かめた。

桜の話ですぐにていったこと。

最初の体超音波検査のに空港へ迎えにったこと。

私が悪阻で入院しているに、桜の部回りを直していたこと。

そして、エレベーターの扉がいたに、私を見る価値すらないように通り過ぎたこと。

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