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"15年後に消えた罪" 第6話

恐怖と焦り。

そので、彼は取り返しのつかないを起こした。

そして15

枚の署名と、に残ったわずかな痕跡が、隠され続けた真実をらかにした。

1984

世田の古いで起きた災。

それは事故ではなかった。

欲望から始まった、つの犯罪だった。

19996

藤浩は、警察の取調で静かに座っていた。

15、自分が隠したとっていた過が、今になって目のに戻ってきた。

署名。

DNA。

そしてに残されたわずかな痕跡。

どれも言い逃れのできない証拠だった。

刑事が静かに尋ねた。

「もう度確認します。198428藤商司さんので何が起きたのですか」

浩はしばらく黙っていた。

窓のを見つめる。

15の夜。

あのの記憶は、が経っても消えることはなかった。

むしろ、忘れようとするほど鮮になっていった。

「……最初から殺すつもりだったわけではありません」

浩はさな声で話し始めた。

「本当に、最初はただが欲しかっただけでした」

1984

藤浩は、仕事も活もうようにいっていなかった。

の販売員として働いていたが、料だけでは借を返すことができなかった。

カード会社からの催促。

賃の支払い。

増えていく利息。

眠れない夜が続いていた。

そんな、久しぶりに叔父のを訪れた。

藤商司。

72歳。

妻をくし、子供もいない老

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浩にとっては、い親戚という程度のだった。

だが、浩は以からっていた。

叔父が裕福であることを。

古いみ、質素な活をしているが、実際には複数のアパートを所していること。

定した賃収入があること。

その事実が、浩のさな欲をんだ。

最初は違った。

し借りるだけなら……」

そうっていた。

だが、叔父の産関係の類を見つけた瞬、考えが変わった。

3つのアパート。

の権利

賃貸契約

そこには、自分が働いてもにできないほどの財産があった。

浩は類を写真に残した。

そして、叔父の跡を真似する練習を始めた。

何度も。

何度も。

自分でも気づかないほど、く犯罪に入り込んでいった。

数週

浩は偽造した類を使い、部にあるアパートの売却話をめた。

買主は疑わなかった。

類は揃っていた。

署名も印鑑も用されていた。

そして198427

浩は500万円を受け取った。

としてはきな額だった。

その夜。

浩はしていた。

これで借を返せる。

これでをやり直せる。

そうっていた。

しかし。

の夜。

叔父のったことで、すべてが崩れた。

藤商司は、すでに異変に気づいていた。

「浩、お……何からないか」

叔父のい声。

その瞬、浩は悟った。

ばれている。

藤は、産会社から確認の連絡を受けていた。

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自分のらないところで、所しているアパートが売却されようとしている。

その事実をったのだ。

「どうしてこんなことをした」

叔父の言葉。

その、佐野恵美里も部にいた。

彼女は掃除を終え、帰る準備をしていた。

しかし、の会話を聞いてしまった。

「浩さん……何をしたんですか」

恵美里の声。

責める声ではなかった。

ただ、驚きと恐怖が混じっていた。

その瞬

浩のに、つの考えが浮かんだ。

逃げなければ。

られてはいけない。

警察にかれたら終わる。

叔父も。

恵美里も。

自分を止めるだった。

「……気づいたには、もう戻れませんでした」

浩は取調でそう言った。

刑事は黙って聞いていた。

くにあった属製の置物を……」

浩の声が震える。

「あれで叔父を殴りました」

度。

度。

藤商司は、そのに倒れた。

浩はけなかった。

自分が何をしたのか理解できなかった。

その

恵美里が叫んだ。

「誰か呼びます!」

その声で、浩はに返った。

「……怖くなりました」

「全部終わるといました」

浩は顔を伏せた。

そして、恵美里を襲った。

彼女は何も悪くなかった。

ただ、そこにいただけだった。

しかし浩は、自分を守るために彼女の命まで奪った。

その

彼は必に証拠を隠そうとした。

灯油。

古い宅。

すべてを燃やせば、真実も消えるとった。

佐野恵美里の遺体を物置へ運び、で包んだ。

藤商司の遺体は、逃げようとしてくなったように見せた。

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