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"15年後に消えた罪" 第5話

藤浩は、叔父である商司と親しい関係ではなかった。

頻繁に会っていたわけでもない。

話の記録もない。

親戚の集まりでに数回顔を見る程度だった。

では、なぜ彼が財産を相続したのか。

理由は単純だった。

商司には子供がいなかった。

妻もすでにくなっていた。

そのため、最もい親族である甥の浩が相続になった。

捜査員は浩に会い、過の事件について質問した。

最初、浩は驚いた。

「15のことですか……」

「もう終わった事件だとっていました」

彼はそう答えた。

そして、叔父について語った。

「正直、あまり仲は良くありませんでした」

「変わったでした」

「おは持っていたといますが、何を考えているのか分からないでした」

捜査員は産売却類を見せた。

「この署名について、何か分かりますか」

浩はを見つめた。

数秒

彼の表が変わった。

「……叔父の字に似ています」

「でも、し違います」

次に、保険関係の類を見せた。

それは浩自が署名したものだった。

浩は青ざめた。

つの署名。

産売却類。

保険類。

それらは、ほぼ同じ跡だった。

「これは……」

浩は言葉を失った。

捜査員は説した。

「専によると、産売却類をいた物は、あなたがいた署名と非常に似ています」

浩はすぐに否定した。

「違います」

「私はそんなことをしていません」

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しかし、疑問は残った。

なぜ、15に浩の跡と致する署名がしたのか。

さらに調べると、奇妙な事実が判した。

19843

事件直

浩の座に約200万円の入があった。

浩は説した。

「叔父の相続です」

しかし、その点では正式な相続続きはまだ完していなかった。

では、そのは何だったのか。

捜査員はさらに追及した。

浩は答えた。

「友から借りたです」

警察はその友を探した。

すると、その物は実していた。

1984、浩にを貸したこと。

、返済されたこと。

すべて確認できた。

またしても、決定証拠にはならなかった。

確かに怪しい。

しかし、殺犯だと断定する証拠はない。

捜査は再びき詰まった。

そのの捜査員がある提案をした。

「遺体のDNAを調べてみてはどうでしょう」

15には能だったこと。

しかし、1999なら能だった。

焼け跡から保されていた資料。

の残骸。

遺体の部。

もし犯の痕跡が残っていれば――。

事件は再びき始めた。

DNA鑑定には数週が必だった。

捜査員たちは結果を待った。

もし何もなければ、事件は再び迷宮入りになる。

15の真相は、永へ消える。

しかし。

結果が届いた

捜査員たちは言葉を失った。

の残骸。

そこから検されたDNA。

それは、藤商司の甥。

藤浩のものだった。

しかし、それだけではなかった。

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そのDNAが発見された所が問題だった。

つまり、佐野恵美里の遺体を包んでいたもの。

しか触れる必のない所だった。

これまで沈黙していた証拠が、15を越えて語り始めた。

警察はすぐに浩へ再度連絡した。

今度は任の事聴取ではなかった。

証拠を突きつけるためだった。

最初、浩は否定した。

「そんなはずありません」

「何かの違いです」

しかし、DNA鑑定の結果を聞いた瞬

彼の表から力が抜けた。

い沈黙。

そして。

浩は静かに話し始めた。

15

すべてはから始まった。

浩には借があった。

活費。

カードローン。

返済できない

そんな、叔父の財産をった。

3つのアパート。

定した収入。

価値のある

浩は考えた。

「自分がに入れてもいいのではないか」

最初は軽い気持ちだった。

ただ、し借りるだけ。

しだけに入れるだけ。

そうっていた。

しかし、度踏み越えた線は戻れなかった。

浩は叔父のを訪れた。

そこで類を見つけた。

所を確認し、類を持ちした。

そして、叔父の署名を偽造した。

19842

浩はアパートを売却した。

500万円。

そのに入れた。

だが、問題が起きた。

叔父が気づいたのだ。

藤商司は、自分の財産が勝に売られたことをった。

そして浩を問い詰めた。

その夜。

には、もういた。

佐野恵美里。

彼女はすべてを見てしまった。

浩は追い詰められた。

叔父にられた。

介護士にもられた。

警察にかれれば終わる。

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