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"10年契約の果てに消えた夫" 第11話

シャオは、俺を取り戻したいなら、自分が捨てられる瞬を見届けろと返した。

俺は迷わず妻の方へった。

妻の縄をし、爆弾かられたまで連れした。

ユキは反対側からその姿を見つめ、俺が本当に自分を捨てたのだと理解した。

俺は全な所で妻の肩を支え、顔を見た。

妻の首には縄の跡が残っていたが、識ははっきりしていた。

俺は娘が全な所にいることも確認し、妻を救助員へ預けた。

「ここで待っていてくれ。すぐ戻る」

妻は残りを見て、危険だから戻らないでと止めた。

俺は妻のを握り、必ず無事に帰ると約束した。

そして再び建物へ入り、ユキの縄を解いた。

ユキは涙を浮かべ、俺のには自分も残っていたのだとつぶやいた。

俺は返事をせず、彼女を抱えてった。

ユキを救ったのは、10を認めたからではない。

目のぬと分かっているを放置できなかっただけだった。

爆発直、ユキをへ押ししたところで、俺は崩れた建材に巻き込まれた。

病院で目を覚ますと、妻と娘がベッドのそばにいた。

妻は泣きながら、もう危険なことはしないと約束してほしいと頼んだ。

俺は娘のを伸ばし、首を横に振った。

「おたちが危険に遭う能性がある限り、それだけは約束できない」

妻は俺のを握り、涙ので笑った。

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ユキはれた所から、俺たち3の姿を見ていた。

彼女が病づこうとすると、妻は俺を休ませるため静かに距を取るよう求めた。

ユキは反論できず、廊から俺と族の会話を聞いていた。

妻を最初に救ったことと、自分を見捨てなかったことには、確な違いがあった。

俺にとって妻は命を懸けて守る族であり、ユキは目のなせることができなかった相にすぎなかった。

退院、ユキは自分の名義になっている会社の株式、産、預をすべて俺へ譲る続きを始めた。

彼女は秘へ、例を作らず、名義にある資産を1つの契約へまとめるよう命じた。

が本当にすべて渡すのかと確認しても、ユキは考えを変えなかった。

俺を取り戻せるなら、位も会社も必ないと答えた。

失ったを取り戻せないなら、財産を差ししてでもそばに置こうと考えたのだ。

彼女は記者会見を準備し、俺の同を得ないまま譲渡を発表するつもりだった。

爆発事件で俺がユキを救った映像も広まり、俺とユキの関係を疑う記事がていた。

ユキは噂を否定せず、世で財産を渡せば俺も受け取らざるを得ないと考えた。

同じ頃、妻の父親も俺へ会社を任せる準備をめていた。

俺が積みから経験をね、案件で実績をげたことを評価していた。

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妻は父親の決定をび、就任式で正式に発表しようと話した。

、俺が会へ入ると、勢の記者に取り囲まれた。

記者たちは、庭を持つ俺とユキの関係を次々に問いただした。

ヒメが俺をパパと呼んでいることもられ、妻がその関係を承しているのかと質問された。

俺はユキ親子とは現も今も無関係であり、妻を裏切る関係はないと答えた。

さらに、国内数の富豪であるユキが、全財産を俺へ譲る理由を尋ねた。

俺は初めて聞く話にを止めた。

その、ユキとヒメが混みのから現れた。

ユキは分い契約を差しし、そこにかれた財産を償いとして受け取ってほしいと頼んだ。

ヒメも俺の袖へを伸ばし、反省したから緒に帰ってほしいと訴えた。

俺はし、もう父親と呼ばないよう伝えた。

ヒメは俺がまだっているのかと尋ねた。

俺は彼女の顔を見て、ったことは1度もないと答えた。

「最初から期待していなければ、腹をてることもない」

ヒメはその言葉の方が叱責よりいとじ、ろした。

俺は契約へ目を通さず、央から破いた。

片がへ落ちると、会から驚きの声ががった。

ユキは数千億円に相当する資産だと説し、なぜ受け取らないのかと泣いた。

俺は破れたをテーブルへ置いた。

「どれほどきな財産でも、俺のものではない。君たちには、もう俺のへ関わらないでほしい」

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