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"10年契約の果てに消えた夫" 第4話

「映像を見たわ。あなたのせいではなかった」

ユキはシャオを責めず、わざとではなかったのだから、この件は終わりだと続けた。

俺を誤って閉じ込めたことへの謝罪はなかった。

ユキは映像を見たことで、シャオを責めるなと周囲へ言った。

俺には命を傷つけようとしたとして監禁まで命じたのに、シャオの為はという言で終わった。

俺は壁にをついてがり、彼女の横を通り過ぎた。

されていないは、何をしても疑われる。

残りは3だった。

病院にいるヒメが俺の料理を求めると、ユキは話をかけてきた。

俺はった体で台所にち、ヒメの事を作って病院へ届けた。

ヒメは俺の顔を見ると、し気まずそうにスプーンを置いた。

「シャオパパには、今のお昼に野菜をべさせなかったよ。私がお仕置きしたの」

俺は、監禁された俺と比べるまでもない罰を聞き、何も言わず料理を勧めた。

ヒメはシャオが自分へ謝ったため、もう許したのだと話した。

俺が閉じ込められていたも、ヒメはシャオの病へ見いにき、彼のを握っていたという。

俺が運んだ事をへ入れながら、今度はシャオともっと全に遊ぶと約束していた。

そして、この世界でユキの次に好きなのはシャオだと笑った。

俺はべ終えた器を片づけ、病た。

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あと2で、本当の娘に会える。

別荘へ戻ると、ヒメが俺の荷物から古い写真を見つけていた。

そこには現実世界の妻と娘が写っていた。

ヒメは写真を胸のへ持ち、俺を問い詰めた。

「この女のと子供は誰? 私とママ以も好きなの?」

俺は写真を受け取り、表面を指でそっと拭いた。

「10も会っていない、昔の友だ」

ヒメはユキの顔を見てから、写真をに置くことは許さないと言った。

ユキも、俺が最もしているのは自分とヒメのはずだと決めつけた。

俺は反論せず、写真を自分の部へ戻した。

へ入ると、俺は残していた類と用品を改めて見回した。

任務終、この世界へ置いていく物を1つずつ箱へ分けた。

10の暮らしで増えた物はくなかった。

俺が切にしていたのは、現実世界から持ってきた族写真だけだった。

写真は脱する瞬まで元に置き、ほかの物は誰にも気づかれないよう処分し始めた。

その直、ユキは切にしていた真珠のネックレスが見当たらないと騒ぎ始めた。

それは、シャオが昔ユキへ贈った品だった。

ユキは俺の部まで来ると、机をたたいた。

「私の部へ自由に入れるのは、あなただけよ。捨てたのなら、今に探ししなさい」

俺は触れていないと伝えたが、彼女は聞かなかった。

俺は朝から夜まで、ごみ置きや別荘の周囲を探し続けた。

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何も見つからず戻ると、ユキは本棚の隙から発見したと平然と告げた。

彼女は髪をかきげ、俺へ満そうな目を向けた。

「見つからないなら、途で戻ってくればよかったでしょう?」

俺は汚れたを見ろし、静かに答えた。

「探しせと命じたのは君だ。君の命令には、最まで従わなければならない」

ユキは俺の調に違を覚えたようだったが、理由を尋ねることはなかった。

俺は浴へ向かい、いつものように湯を沸かした。

好みのびらを浮かべ、ヒメが眠っていることも確認した。

ユキが何も命じるに準備が終わっている活を、彼女は当然のものとして受け入れていた。

俺の部から物が減っていることにも、まだ気づいていなかった。

の夜が、すぐそこまでづいていた。

は俺の誕だった。

この世界で迎える最の誕を、1で静かに過ごすつもりだった。

ところが夕方、ユキの父親からへ来るよう連絡が入った。

指定された所へくと、勢の客とのような贈り物が並んでいた。

祝いのにいたのは、俺ではなくシャオだった。

彼も俺と同じ誕だったのだ。

周囲の客たちは、ユキの忘れられない初恋の相が帰ってきたのだから、俺はを引くべきだと話していた。

俺が夫のへ居続けるのは、ユキの財産と権力を放したくないからだとも笑っていた。

俺は言い返さず、用された席の端へ座った。

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