みかん小説
本棚

"追い出された私が離婚届を渡した日、夫の人生は崩れ始めた" 第6話

は元々亭主関な気質ではあったが、あまりにも横暴で理尽な物言いに、私のでもプツンとりの導線にがついた。

「専業主婦だからって、何でもかんでもしなきゃいけないの!? 私、結婚したにお母さんたち分の事まで全部押し付けられるなんて、これっぽっちもってなかったわよ!」

「母さんたちはみんな、俺の事な族だ! その族を事にできないような女なら、今すぐこのからってくれて構わないんだぞ!」

は「族なんだからするのが当然だ」と、に押し付けてくる。私は震える声で問い返した。

「お母さんたちが族なら……私だって、族でしょう?」

すると、で嘲笑い、私のそのものを踏みにじるような決定言を放った。

「おは血が繋がっていない、赤のだ。母さんたちのような本物の族と、おが同じなわけがないだろう」

私の目のが真っ暗になった。

驚いたことに、片の躊躇もなく、堂々と私を「族ではない」と言い切ったのだ。

しいのか、悔しいのか、自分でも分からないが胸を満たし、私はそれ以、言葉を言も発することができなくなってしまった。

結婚してから今までの、私は脚で、を取りって温かな庭を築いてきたつもりだった。

広告

それなのに、にとって私は、いつでも切り捨てられる「赤の」に過ぎなかったのだ。

像もしていなかった夫の酷な本性を突きつけられ、い絶望とショックを受けた私は、この初めて、との婚を現実な選択肢として真剣に考え始めたのである。

それからの々は、が物顔で居座り続けるの、常識を遥かに逸脱したに苦しめられる獄のような毎となった。

あるの午のインターホンが鳴り、玄関をけると険しい顔をした町内会っていた。

「あの、すみませんがね……最、お宅のゴミしがあまりにも酷いんですよ。ゴミとプラスチックが全く分別されていませんし、回収じゃない曜に堂々とされている。所からも苦ているので、ちゃんとルールを守ってもらわないと困るんですよ」

「も、申し訳ございません……! すぐに片付けます!」

私は平謝りし、ゴミ集積所へって散らばったゴミ袋を回収した。

原因は義母だった。義母は分別を切せず、指定も無してゴミを放りしていたのだ。私が注しても、義母は悪びれる様子もなく逆ギレしてきた。

「うるさいねえ! あんたが普段ちゃんとやってないから、私が代わりにやってあげたんじゃないか! 自分の際をのせいにするんじゃないよ!」

広告

義弟の素も酷いものだった。学を卒業しても就職活すらわず、割り当てられた客に閉じこもって、オンラインゲームにけ暮れていた。

ある、義弟の部の廊に耐え難い悪臭が漂ってきた。普段は私が部に入ることを極端に嫌がっていたため掃除は本に任せていたのだが、あまりの異臭に耐えかねてドアをけてを覗いた。

そこには、べ散らかしたカップ麺の容器やスナック菓子の袋、み残しのペットボトルが面に散乱し、あろうことか築のさなネズミがり回っていたのだ。

「ちょっと……! いくら何でも、自分の部のゴミくらいちゃんと片付けてください!」

私が声をげると、義弟はモニターから目をしもせず、スナック菓子をに放り込みながら鳴り返してきた。

「うるせえよ! いちいち部を覗いて文句言ってんじゃねえぞ、ババア!」

義弟が自ら部を綺麗にすることは度となかった。

義姉もまた酷かった。婚して戻ってきた義姉は、自分のの子供たちが夜までり回り、騒ぎしていても切注しようとしなかった。

ある、隣のが血相を変えて鳴り込んできた。

「お宅の子供たちが、うちの壁に油性マジックで落きをしたんですよ! どうしてくれるんですか!」

私は平で謝罪し、義姉に子供たちの悪戯を報告した。

「お姉さん、子供たちがお隣のの壁に落きをしてしまったそうです……。

広告

おすすめ作品

リンクを共有

以下のリンクをコピーして友達と共有してください: