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"追い出された私が離婚届を渡した日、夫の人生は崩れ始めた" 第4話

私は、事を話せばも「それは変だったね、仕方ないよ」と許してくれるものだとっていた。しかし、現実はまったく違っていた。

はビール缶を卓に叩きつけるように置き、目をつりげて私を睨みつけた。

「掃除が終わってないって……どういうことだよ! 今が何か分かってるのか!?」

声がリビングに響き渡った。どうしたわけか、ここ最は常に何かに苛っていることがく、仕事のストレスなのか、ちょっとしたことですぐに激昂するようになっていたのだ。

「だって……お母さんたちがいらっしゃっていたし、おせちを作らなきゃいけなくなって、りなかったのよ。仕方ないじゃない」

「そうやって何でも母さんたちのせいにして、言い訳ばかりして! にいる専業主婦として恥ずかしいとわないのか!?」

りは向に収まらず、がって私を見ろし、命令するように言い放った。

「今からでもいいから、夜通しやって今掃除を終わらせろ!」

「そんな……今からで全部やるのは無理よ。伝ってよ」

私が頼み込むと、は吐き捨てるようにした。

「甘えるな! 誰がで稼いできたで暮らしてるとってるんだ!」

結局、掃除を伝ってくれることは切なく、私はえ切った廊夜まで雑巾掛けを続けさせられることになったのだった。

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掃除のトラブルと疲労を抱えたまま、なんとかドタバタのけた。

の昼、インターホンが激しく連打された。玄関をけると、そこには義両親だけでなく、見覚えのある親族たちが挙して押し寄せていた。

婚して戻っていた義姉と、その子供たち名。さらには学をても定職に就かずぶらぶらしている義弟。義両親をわせて、総勢もの訪問だった。

「あけましておめでとう! しいおを見に来てあげたわよ!」

義姉が声で笑いながら、靴も揃えずに廊へとがり込んでくる。もの突然の来訪に、私は瞬目を丸くして圧倒されてしまった。しかし、の挨拶でもあるし、いつもきりで静かに過ごす正とは違って、たまには勢で賑やかに過ごすのも悪くないかもしれないと、自分に言い聞かせて笑顔で迎え入れた。

リビングに全員が集まり、私が苦労して作ったおせち料理をテーブルに並べた。親戚たちはおせちをつまみ、子供たちはゲームに興じ、たちはお酒をみながら声でおしゃべりを楽しむ。

はあっというに過ぎ、計の針はを回っていた。はすっかり暗くなり、そろそろみんな片付けをして帰る頃だろうと、私はお茶を淹れ直しながら考えていた。

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しかし、の誰として、帰宅の準備を始める気配すらなかった。

その、義姉の子供のが、着替えの入ったきなバッグを抱えながら、私の元へトコトコと歩み寄ってきた。

「おばちゃん、僕たちはどこに寝たらいいの?」

「……え?」

私が固まっていると、奥の部からが何わぬ顔で現れ、子供たちを招きした。

「おお、おたちの部階の奥を用してあるぞ。布団敷いてあるからけ」

私は背筋にたいものがるのをじ、の腕を引いてキッチンの隅へと連れてった。

……もしかして、今みんなうちに泊まるの?」

は当然といった顔で、平然と言い放った。

「ああ、そうだよ。正なんだから、別にいいだろう」

は事に全員が泊まることをっていたようだった。しかし、私には事の相談どころか、言の連絡すららされていなかった。数をもてなす準備も、寝具の用も、すべて私の負担になるというのに、あまりにもなやり方にりが込みげてきた。

「泊まるなら泊まるって、どうして事にちゃんと言っておいてくれないの!?」

するとは、底面倒くさそうに顔を歪め、舌打ち混じりに鳴りつけてきた。

「うるさいな! 俺がローンを払ってる俺のに、誰が泊まろうと俺の勝だろうが!」

な態度をに、今更親戚たちに「帰ってください」

と言えるはずもなく、私は悔し涙を呑んでするしかなかった。

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