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"DNA鑑定が暴いた元夫の大きな間違い" 第9話

れた所からでも、目のに刻まれた濃い隈と、頬が痩せこけて老け込んだ様子が目で見て取れた。

察するに、ただしは以勤めていた会社で何かトラブルを起こして退職し、イベント関連の派遣会社に登録して雇いの仕スタッフとしてこの会に送り込まれたのだろう。また、専業主婦として泰な暮らしを送っていたはずの元義母が、齢にもかかわらず清掃スタッフとして働いている理由については定かではないが、息子のない収入だけでは々の活費すら賄えなくなったのだろう。なくとも、が困窮を極めた活を送っていることは目瞭然だった。

私がカナと共にしい活を築きげ、平穏と成功をに入れていた8という歳に、因果応報というべき過酷な現実が彼らにりかかっていたのだ。

もっとも、彼らがどんな境遇に陥っていようと、すべてはからた錆であり、自業自得というない。私には、彼らに同する気持ちなど指の爪の先ほども持ちわせていなかった。

ふと、私の線をじ取ったのか、グラスをトレイに乗せていたただしと、モップのを止めた元義母が、同にこちらへと顔をげた。

私と目がった瞬に打たれたかのように目を見いた。

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そして、信じられないものを見るようにを半きにしたかとうと、股でズカズカとこちらへづいてきたのである。

「な……なんで、リサがここにいるんだ……!?」

呆然とした表で、掠れた声を絞りすただし。

そんな彼に対し、私は淡な差しのまま、メインステージの方向をすっと指先で示して見せた。

そこではちょうど、パーティーを主催する企業の社から、未来を担う優秀な子供たちの代表として、賞状と記のメダルを授与されているカナの姿があった。背筋をピンと伸ばし、堂々と社と握を交わすカナのち姿は、まだ8歳の子供とはえないほど誇らしげで、凛としていた。

私はただしと元義母へ向き直り、あえてややかに告げた。

「私の娘が、優秀者として表彰を受けるために招待されたからよ」

あえて『私の』という言葉を調したのは、8に『俺の子じゃない』と理尽に突き放されたことに対する、ささやかな趣返しだった。

そして今、成したカナの顔ちは、誰がどう見ても父親であるただしと瓜つだった。すっきりとした涼しげな目元、筋の通った輪郭――似ていないなどという言いがかりは、が引っくり返っても通用しないほど、の血縁関係はだった。

『似ていないって言い張って私たちを追いしたのは、体どこの誰だったかしらね』

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私のややかな線と、ステージのカナの横顔を交互に見つめたも、そのかしがたい事実に気づいたようだった。球がこぼれ落ちそうになるほど目を剥き、絶句している。

かつて自分たちが浴びせた酷い暴言の記憶が脳裏に蘇ったのか、自らの取り返しのつかない過ちを悟ったように、けなく眉をげた。

「ほ、本当に……俺の子だったのか……?」

「あの鑑定結果は……本物だったのね……」

ぽろりとから漏れた惨めな呟きを聞き、私はく、たい溜息を吐きした。

だから、あの何度も言ったではないか。浮気などしていない、カナは紛れもなくあなたとの子供だと。赤ん坊の顔つきなど成とともに変わっていくものだ。それなのに、まれたばかりの瞬の容姿だけを見て浅はかな言いがかりをつけ、妻と子を捨てたツケが、8を経て今この瞬に回ってきたのだ。

私はギラリと鋭い線でを射すくめた。しかし、表彰を終えたカナが軽やかな取りでステージの階段をりてくるのが見えたため、すっと表を穏やかな母親の顔へと戻した。

「お母さん! ちゃんと見ててくれた? 私、にできたよ!」

駆け寄ってきたカナが私の腰に抱きついてきた。私はその柔らかなを優しく撫でた。

「うん、見てたよ。とっても派だった。

すごくかっこよかったよ、カナ」

母娘で微笑みっていると、カナがふと線をげ、私たちのすぐ隣で棒ちになって震えているに気がついた。

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